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最終更新⽇時

2026/04/21

一軒家解体費用の相場と安く抑える方法

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記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

一軒家解体費用の相場とは?

一軒家を解体して更地にするには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。解体費用は建物の条件によっても異なるため、どのようにして決まるのかを確認してみましょう。ここでは、一軒家の解体費用にかかる相場について解説します。

建物の構造や広さが解体費用に与える影響

解体費用を決める大きな要因としては「構造」と「広さ」が挙げられます。
まずは、構造からみてみましょう。
基本的には、硬い構造であるほど、解体費用が高くなる傾向にあります。なぜなら、その分職人の手がかかり、重機での作業など、工事の手間が増えるためです。
たとえば、木造は1坪3〜5万円、鉄骨造では1坪4〜6万円、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリートの場合は1坪6万〜8万円となります。

しかし、同じ木造でも築年数が浅い場合は、複雑な構造であったり、頑健な構造であったりといった場合が多いため、想像以上にコストがかかるケースもあります。
また、建物に使用されている建材もポイントです。建材によっては廃棄代がかかったり、解体方法が異なったりするため、解体が難しい建材であるほど費用は高くなる傾向にあります。

続いては、広さについて解説します。
広さに関しても、広ければ広いほど解体面積が増えるため、その分のコストがかかります。さらに、2階建ての場合も割高となることを覚えておきましょう。
同様に地下室を解体する際も、基本的に地上階と同じくらいの費用がかかります。しかし、場合によっては特殊な重機が必要であったり、埋め立て作業が必要になったりすることもあるため、地階の解体費用は通常の倍以上になるということを想定しておきましょう。

立地条件が解体費用に与える影響

解体費用を左右する要因として次にあげられるのが、立地条件です。
解体する建物がどういう立地にあるかによっても大きく変動します。
たとえば、住宅が密集するように建物が多い立地の場合は、重機が入れないということが多々あります。そして、近隣への特別な配慮が必要となり、工期が延びたり、工事内容が通常とは異なることも考えられるでしょう。
その場合は、人力での解体が余儀なくされるため、時間や労力がかかり、その分の費用が発生します。

また、敷地上に電線があることで重機が触れるような可能性がある立地の場合、特に傾斜地や狭小地、旗竿地などでは重機の使用が制限されるため、必然的に費用が高くなります。
簡単に言うと、解体しやすい立地や条件がそろっているかどうかで、費用が異なるのです。

具体的にどれくらいのコストが発生するのかは、個別に判断しなければならないため、現地を確認してもらったうえで見積もりを依頼しましょう。

廃棄する建材の量による解体費用の変動

解体工事において必ず発生するのが廃材です。
この廃材は木材や金属などに分類したうえで運搬しますが、処理する際にも費用が発生します。廃材が多いほど、運搬コストや処理コストが高まるだけではなく、解体費用にも比例します。

また近年では、廃材処理のコストは上昇傾向にあり、産業廃棄物処理や不法投棄による対策が強化されているため、分別作業は手作業です。そのため、さらにコストが上がっているのだと考えられます。

さまざまな建材を使用しているほど分別の手間も増えるため、解体する際はどうしても費用が高くなるでしょう。

そのほか、費用を決める要因には、解体をおこなう職人以外の人件コストも挙げられます。基本的に現場には警備員が配置されます。その配置人数によって金額が異なるのです。

特に、現場までの道が狭かったり複雑だったりした場合は、警備員も複数人配置しなければなりません。そうなると、必然的に費用は高くなります。

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一軒家解体の流れ

ここでは、一軒家を解体する際の流れについてご紹介します。

見積り

まずは、解体業者に現場を見てもらったうえで、見積りを依頼します。業者によって作業する人の人数や使用する機材が異なるため、それに伴い費用も変わってきます。複数の業者に見積もりを依頼することで、相場も把握できるため、比較したうえで検討するようにしましょう。
最終的に1社と契約を締結すると、解体作業に移ります。

解体準備

安全に解体をおこなうには、作業までの準備が重要なポイントとなります。主に、配管・配線の撤去や近隣へのあいさつ回りが必要です。自分でガス会社や電力会社に電話をし、ガス・電気を止めてもらったうえで、配管や配線の撤去を依頼します。

水道は工事中に使用することもあるため、止めずにそのままにしておきます。なお、工事中に使用した水道代に関しては、負担してもらえるかどうかは業者によって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

近隣へのあいさつ回りでは、工事内容や工事期間を伝えておきます。工事中は騒音やほこりが出やすくなるため、近隣住民への配慮も忘れずにおこないましょう。
また、お菓子などの手土産を用意しておくと印象が良くなりやすいためおすすめです。

解体工事

準備が整ったら、解体工事を開始します。 まず、足場を組み、防音シートで建物を覆います。建物を防音シートで覆うことで、近隣住宅にほこりが飛んだり、傷がついたりするのを防ぐことが可能です。
そして、内装や備え付け家具などの撤去、柱や屋根などの骨組みも解体していきます。ほこりが出やすい場合は、水を撒きながらおこなうと良いでしょう。
最後に地盤のコンクリートを撤去すると、解体工事の完了です。

廃材処理・整地

工事後に出た廃材を、金属・木材・ガラスなどに分別し、処分します。分別できた廃材はトラックに載せて運搬します。
そして、地面に廃材やコンクリートが残っていないかを確認し、整地して地面を平らにしたら工事終了です。

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一軒家解体費用を抑える方法

ここでは、一軒家の解体費用を抑える4つの方法についてご紹介します。

複数の業者で見積もりを依頼する

依頼する業者によって解体費用が異なるため、費用を抑えたい場合は複数の業者で見積もりを依頼し、それぞれを比較したうえで検討するのがおすすめです。
また、ホームページがある場合は、料金表や実際の施工例が掲載されていないかをチェックしておきましょう。
掲載されている場合は、それらを参考に業者を絞り込むことができます。

廃棄物や付帯工事を少なくする

廃棄物や付帯工事を少なくすることで作業が軽減されるため、費用を抑えることができます。特に、雑草や庭木、不用品処分は解体前に済ませておくことで、数十万円〜数百万円の節約になることもあります。

また、家具や家電も業者に処分を依頼すると費用が発生するため、事前に処理しておくことがおすすめです。処分に迷った際は、知人に譲ったり、リサイクルショップに出したりすることも可能であるため、検討してみると良いでしょう。

補助金を利用する

地域にもよりますが、一軒家を解体する際は補助金が受けられるケースがあります。古い建物を放置しておくと、火災被害の拡大につながったり、地域の景観が損なわれることがあるためです。

補助金が受けられる場合は、活用することでかなりの費用を抑えることができます。適用条件や補助金額は地域によってさまざまであるため、事前に確認しておきましょう。

解体ローンを利用する

解体費の一括支払いが難しい場合は、解体ローンがおすすめです。解体ローンは、通常の住宅ローンと異なり、金利が低く保証人や担保が不要であることが多いです。
また、解体ローンは費用が安く済むため、審査にも通りやすいというメリットもあります。解体ローンを検討している方は、一度金融機関に相談してみましょう。

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一軒家解体時の注意点

ここでは、一軒家の解体費用を抑える4つの方法についてご紹介します。

各種届出を提出する

一軒家を解体する際は、いくつかの届出が必要となります。そこで、主な届出を4つご紹介します。

1つ目は、建設リサイクル法です。
建設リサイクル法とは解体工事届出とも言われ、解体する建物の面積が80㎡を超える場合に必要な届け出のことをいいます。この届出は、解体工事が始まる7日前までに依頼主が役所でおこなうのが一般的です。
しかし、解体業者が届け出を提出してくれるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

2つ目は、道路使用許可申請です。
重機やトラックを道路に停める際は、道路許可申請を提出しなければなりません。この申請は解体業者がおこなうのが一般的です。提出先は、道路を管轄している警察署で、2か所ある場合はそれぞれに必要となります。
また、申請時には2,000円〜2,700円程度の手数料が発生します。

3つ目は、ライフラインの停止です。
工事前には、ライフラインの停止をおこないます。電気会社やガス会社に事前に連絡して止めてもらいます。なお、水道に関しては使用する場合もあるため、止めないようにしておきましょう。

4つ目は、建物滅失登記申請です。
この建物滅失登記申請は、解体後に必要な手続きです。法務局で登記を抹消する申請であるため、解体後1か月以内に手続きをおこないます。
依頼主がおこなうのが一般的ですが、難しい場合は土地家屋調査士に依頼することも可能です。その際は、3万〜5万円程度かかることを覚えておきましょう。

固定資産税・都市計画税が高くなる

解体して更地になると、固定資産税や都市計画税が高くなる傾向にあります。
土地に建物が建っている状態であれば減税制度が受けられますが、解体すると減税制度が適用されなくなります。そのため、税金が高くなる点には注意が必要です。

再建築できない場合もある

建築基準法により、再建築不可物件である家を解体した場合、新しく建物を建てることができません。そのため、建物が再建できるかどうかを解体前に確認しておくことが重要です。

また、接道義務により、建物が幅4メートル以上の道路に対して2メートル以上接していなければなりません。これは、消防車や救急車が入れない場所に建物を建てないようにするためです。

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まとめ

一軒家の解体費用の相場は、構造や広さ、立地条件、廃材の質量によって決まります。
解体の流れとしては、見積りを依頼してから解体準備をおこない、解体工事が終わると廃材処理と整地をして終了です。
費用を抑えるためには、複数の業者で見積もりを依頼したり、廃棄物や付帯工事を少なくしたりすることが重要なポイントです。ほかにも、補助金や解体ローンを利用する方法もあります。

また、解体工事届出や道路使用許可申請などの各種届出を忘れずに提出しましょう。固定資産税や都市計画税が高くなることもあります。、また、物件によっては再建築ができない場合もあるため、解体の前にはあらかじめ確認しておくことが重要です。

記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
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