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最終更新⽇時

2025/11/21

リノベーションの基本とリフォームとの違いを徹底分析

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記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

リフォームとリノベーションの基本知識

最近、リフォームやリノベーションという言葉を耳にすることが多いのではないでしょうか。しかし、それぞれの違いを知っている方は少ないでしょう。
ここでは、リフォームとリノベーションの違いについて解説します。

リフォームとは?その概要と目的

リフォームとは、老朽化が進んだ建物を新築時の状態に戻すことを指します。例えば、マンションでは退去後に元の状態に戻すことも含まれ、「原状回復」と呼ばれます。

英語で「reform」は悪い状態から改良することを表し、壊れたものや汚れたもの、老朽化したものを直す・きれいにする・新しくするときに使うのが一般的です。
「マイナスからゼロに戻すための機能回復」という意味合いで使われます。

たとえば、外壁を塗りなおしたり、壁紙を張り替えたり、設備を変更したりすることが当てはまります。

リノベーションとは?新しい価値の創造

リノベーションとは、既存の建物に対して大規模な改修工事を行うことを指します。新築時よりも住まいの性能を向上させたり、価値を高めたりすることです。
英語で「renovation」は革新や修復、刷新などの意味を表します。

リフォームが「マイナスからゼロに戻す」ことを目的とするのに対し、リノベーションは「プラスに機能や価値を高める」ことを目的としています。
そのため、住まい空間をよりデザイン性の高いものに改良することや、現代的なスタイルに合わせた間取りに変更することが当てはまります。

例えば、耐震性や耐久性を高めるための壁の補修や、家族の増加に伴う間取り変更などがリノベーションに該当します。
このように、生活環境やライフスタイルに合わせて自由にアレンジができるため、近年ではリノベーションに対する人気が高まっています。

リフォームとリノベーションの違いを徹底解説

リフォームとリノベーションには大きく分けて2つの違いがあります。

1つ目は工事の規模です。
設備の入れ替えや変更、修繕などの比較的小規模な工事はリフォームに当たります。一方、間取りや配管等の大規模な工事はリノベーションとなります。

また、リノベーションのなかには、躯体構造だけにして改修をおこなう「フルスケルトン」という大規模な工事も多くあります。
このように、部分的な改修のリフォームに対し、リノベーションは工事の規模が大きいのが特徴のひとつです。

新築時と同等またはそれ以下の性能に戻す場合はリフォームに該当します。一方、新築時以上になる場合はリノベーションとなります。
また、設計段階で素材をオーダーし、採光や通風、断熱、省エネ、耐震性などの性能を大幅に向上させることも可能です。
ほかにも、収納性の向上や、生活上欠かすことのできない箇所の改善が可能であるため、住宅の価値を向上させることができるでしょう。

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リフォームのメリットとデメリット

ここでは、リフォームのメリットとデメリットについてご紹介します。
リフォームのメリットは2つあります。

リフォームのメリット

工期が短い工期が短い:スピーディな対応

リフォームは工事規模が小さいため、短期間で完了します。
例えば、トイレの交換は数時間から1日、ユニットバスの交換は3〜4日、6畳の畳からフローリングへの変更は約1日が目安です。
このように、工期は数時間から数日程度が多く、長くても1か月以内で終わるため、スムーズな入居が実現するでしょう。
また、規模が小さい分、多額の費用がかからない点もメリットのひとつです。

完成イメージがしやすい:計画が立てやすい

基本的な構造を変えずに部分的な修繕を行うため、完成後のイメージがしやすいという特徴があります。
また、大規模な間取りや配管の変更がないため、生活動線や家具の配置に影響が少なく、入居後もスムーズに過ごせます。
今の住まいの雰囲気を壊したくないという方にとってはおすすめです。

続いて、2つのデメリットについてご紹介します。

リフォームのデメリット

自由度の制限:制約を理解しよう

設備交換や内外装の修繕などが多く、大きな修繕ではないため、設計の自由度が低い点がデメリットです。

実際に施行するとなると、いろいろな部分が気になるかもしれませんが、制限があるために実現できない可能性もあるでしょう。

デザイン性の追求が難しい:限られた範囲での変更

部分的な変更や修繕が主なため、デザイン性を追求するのが難しい点もデメリットです。施行箇所としていない個所では統一感が失われるかもしれません。
全体的に統一感を持たせたい場合は、リノベーションがおすすめです。

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リノベーションのメリット・デメリット

上記では、リフォームのメリットとデメリットについてご紹介しましたが、リノベーションにもメリットとデメリットが存在します。
ここでは、リノベーションのメリットとデメリットについてご紹介します。
リノベーションのメリットは主に2つです。

リノベーションのメリット

自由度の高い設計:カスタマイズの可能性

間取りや水回り設備、配管などの大規模改修により、利便性に合った設計が可能です。
例えば、家族が増えたり在宅勤務を始めたり、介護が必要になった場合など、ライフスタイルに合わせた住居づくりが実現できます。また、デザインも自分好みに大きく変更できる点もメリットとなります。全体的に改修するため、統一感が失われることもないでしょう。

豊富な物件選択:選択肢の広がり

新築や築浅の物件だけでは選択肢が限られることがあります。
しかし、築古物件をリノベーションすることで住環境が改善され、選択肢が広がります。

続いて、2つのデメリットについてご紹介します。

リノベーションのデメリット

高額な工事費用:予算の見積もりと注意点

大規模な工事となるため、その分工事費用も高くなります。フルリノベーションをおこなう場合は、さらに工事範囲が広くなるため、工事費用も高額となります。

築古物件を新築より安く購入したとしても、修繕箇所が多いと、想定以上の費用がかかる可能性もあるでしょう。そのため、購入費と工事費のバランスを考慮したうえで検討することをおすすめします。

長い工期:計画的な準備が必要

工事の規模が大きいと、当然工期も長くなります。フルリノベーションをおこなう場合は、マンションで2〜3か月程度、一戸建てでは3〜4か月程度が目安となります。
物件購入後にフルリノベーションを検討している場合は、設計期間としてさらに1〜2か月は見ておきましょう。
また、工期が長いため、仮住まいの準備や引越し費用、家賃も必要となるため注意が必要です。

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リフォームとリノベーションの費用相場比較

最後にリフォームとリノベーションをおこなう際にどれくらいの費用がかかるのか、それぞれの相場を比較してみましょう。

リフォームの費用相場と具体例

リフォームの場合、工事箇所によって費用が異なります。
国土交通省の調査によると、リフォームの平均資金は201万円で、そのうち自己資金が161万円、自己資金比率は80.3%です。
資金を借り入れた場合の返済期間は10〜20年未満が最も多く、平均返済期間は11.8年です。
個別にリフォームをおこなう際の費用相場をご紹介します。
まず、一番多いのがトイレの交換です。トイレ交換には21〜40万円程度が相場となります。

まず、一番多いのがトイレの交換です。トイレ交換には21〜40万円程度が相場となります。
続いて、洗面所やキッチン、システムバスなどの水回りの設置です。相場は50〜100万円と大きな差があります。キッチンやシステムバスを大幅にグレードアップさせる際は100万円以上かかることもあるでしょう。

そして、定期的におこなわなければならないのが、屋根の塗り替えや壁の張り替えです。家の大きさや施工する範囲にもよりますが、5〜50万円程度が相場となります。
また、畳からフローリングに変更する際の相場費用は、6畳で15万円程度です。
さらに、リビングやダイニングを工事する際は、150〜450万円程度はかかります。
*参照:住宅市場動向調査報告書

リノベーションの費用相場と予算設定

リノベーションの費用相場は、グレードや面積によって異なり、600〜1,700万円と幅があります。例えば、面積が40㎡の場合で600〜850万円、80㎡の場合で900〜1,700万円が相場です。
また、同じ面積であってもグレードによって大きな差があるため、希望する工事がどのくらいの費用になるかを早めにチェックしておきましょう。
同じ面積であっても、今の設備をどこまで活かすか、全面的に工事をおこなうのかどうかによっても異なります。もちろん、全面的な工事をおこなうほうが多くの費用が必要となるため、まとまった費用を準備しておかなければなりません。

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まとめ:リフォーム vs リノベーション どちらがあなたに合っているか?

リフォームは、老朽化が進んだ建物を新築の状態まで戻すことをいい、リノベーションは、既存の建物に対して大規模な工事をおこなうことをいいます。 これらは、工事の規模と住まいの性能に違いがあります。
リフォームのメリットは、工期が短く完成時のイメージがしやすい点ですが、自由度が低くデザイン性が追求しにくい点がデメリットでもあります。

また、リノベーションのメリットは、自由度が高く物権選択が豊富になる点ですが、工事費が高く工期が長い点がデメリットです。
リフォームの費用相場は、トイレ交換が21〜40万円、洗面所やキッチン、システムバスの水回りが50〜100万円程度です。

そして、屋根の塗り替えや壁の張り替えに5〜50万円、畳からフローリングに変更に6畳あたり15万円、さらにリビングやダイニングの工事には、150〜450万円程度はかかると思っておきましょう。
一方、リノベーションには600〜1,700万円と大きな差があります。面積が40㎡で600〜850万円、80㎡で900〜1,700万円程度が相場です。
しかし、面積が同じであってもグレードによって費用が異なるため、あらかじめ希望する工事の費用をチェックしておきましょう。

記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

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