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2023/12/20最終更新⽇時
2023/12/20課税客体/かぜいきゃくたいとは
- 不動産専門用語

か行
税金がかかる対象で物、行為、その他事実全般のこと。課税物件とも呼ばれる。課税客体の目的を何にするかはそれぞれの租税法によって定められている。具体的には、所得税における個人の所得や法人税における法人の所得、消費税における資産の譲渡(事業者による有償の商品やサービスの販売・貸付など)、酒税におけるお酒、印紙税における課税文書、固定資産税における土地や建物の資産、登録免許税における登記や特許など免許類などが挙げられる。
一般的に課税するための要件とは、納税義務を成立させるために納税義務者や課税客体、課税標準、税率などがある。納税義務者が課税客体に帰属の関係にあって、課税標準を算定して税率を適用できると、納税義務が成立することとなる。このような納税義務者と課税客体の結びつきのことを課税物件の帰属と呼び、課税の対象になる物や行為などを誰に帰属させるかを明確にして、納税義務者を明らかにする。