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2023/12/22最終更新⽇時
2023/12/22加給年金額/かきゅうねんきんがくとは
- 年金用語集

か行
厚生年金の加入期間が20年以上経過しており、特別支給の老齢厚生年金または65歳以後の老齢厚生年金を受ける人が65歳未満の配偶者や子どもを扶養している場合に老齢厚生年金に加算して支払われる年金のこと。配偶者には特別加算もあり、少し上乗せして支給される。また、生年月日によって加算額は変動する。
ただし、厚生年金法の老齢厚生年金や旧厚生年金保険法・旧船員保険法の老齢厚生年金、各種共済組合の退職共済年金などを受け取る権利のある配偶者は加給年金が停止される。また、各種障害年金や障害厚生年金をその時受け取っている場合も停止される。そして、離婚や死亡などで扶養から外れた場合は加給年金が終了となる。加給年金は配偶者が65歳を迎えると支給が打ち切られるが、その際老齢厚生年金を受給できる場合に一定の要件を満たすことができれば振替加算が行われる。
加給年金の受給額は2022年度で配偶者が年223,800円、1人目・2人目の子どもは年223,800円、3人目以降は年74,600円である。子どもは18歳未満の未婚の子どもに限る。受給するためには年金事務所へ届出が必要であり、受給者の戸籍謄本や世帯全員の住民票、受給者の所得証明書や非課税証明書などを提出しなければならない。