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最終更新⽇時

2025/11/21

50坪の土地で建てるアパートの建築費用と成功ポイント

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記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

50坪アパートの建築費用とは

50坪の土地があれば、アパート経営を活用する一つの方法となります。しかし、アパート経営には初期費用がかかります。アパート経営においては、建築費がどれくらいかかるのかが不安要素となることが多いでしょう。
ここでは、50坪アパートの建築費用について詳しくご紹介します。

本体工事費

一般的に、坪単価で計算される建築費には、本体工事費のみが含まれます。本体工事費とは、アパートの建設に必要な工事費用のことを指します。
本体工事費は全体の約70%を占め、実際にアパートを建築する際には、別途付帯工事費が約20%、諸費用が約10%かかります。
本体工事費の内訳には、仮設工事費、基礎工事費、木工事費、屋根・外装工事費、サッシ工事費など、建物の建築に必要な工事費が含まれます。

別途工事費

全体の約20%を占める別途工事費は、電気、ガス、水道などのライフラインを整備するために必要な費用です。
内訳には、外構工事費、解体費、引き込み工事費、地盤調査・改良工事費などが含まれます。

諸費用

全体の約10%を占める諸費用の内訳には、税金、手数料、住宅ローン関連の費用が含まれます。
一方で、別途工事費や諸費用は地域の特性や土地の整備状況によって変動するため、一概には言えません。そのため、本体工事費の約20%から30%の予算を見積もることが重要です。

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50坪アパート経営のメリットとデメリット

ここでは、50坪アパートを経営する際のメリットとデメリットについて詳しくご紹介します。

50坪アパートの経営メリット

まずは、4つのメリットをご紹介します。
1つ目は、比較的建築費用を抑えやすい点です。
50坪の土地にアパートを建てることで、比較的小規模なアパートが可能となります。建物がコンパクトであるため、構造も木造や鉄骨造から選べます。
これにより、相対的に建築費用を抑えられる点が大きなメリットとなります。

2つ目は、競合との差別化が容易な点です。
建築費用を抑えられることで、セキュリティやインターネットの無料回線など、入居者のニーズに合った設備投資が可能になります。これにより、競合との差別化が図りやすくなります。
また、少子高齢化や未婚率の上昇に伴い、シングルやDINKs世帯、子どもが独立したシニア世帯にも小規模アパートの需要が高まると予想されます。小規模アパートでも、入居者のニーズに合ったサービスや設備を提供することで、収益向上が期待できます。
3つ目は、ランニングコストを比較的抑えられる点です。
一般的に、ランニングコストは建物が大きいほど高くなります。その点、50坪の小規模アパートではランニングコストが抑えられるでしょう。
ランニングコストには、税金や管理費、入居者募集時の広告費、退去時の原状回復費などが含まれます。規模が大きく部屋数が多いほど費用がかさむのがランニングコストです。
4つ目は、小規模住宅用地の特例が受けられる点です。
住宅用地のなかでも、一戸あたり200平方メートル以下のものを「小規模住宅用地」といいます。賃貸住宅では、一戸あたり200平方メートル以下の場合、固定資産税や都市計画税の軽減措置が受けられます。さらに、土地だけを所有しているよりも、建物があるほうが固定資産税が大幅に軽減できるのも大きな魅力です。

50坪アパートの経営デメリット

続いては、気を付けていただきたいデメリットを2つご紹介します。
1つ目は、土地を最大限に有効活用しなければならない点です。
50坪の土地は、アパートを建築するには比較的狭い土地といえます。そのため、収益性を上げるには、単身者向けにワンルームや1Kの間取りで、部屋数を多く設ける必要があります。
一方、長期間の入居が見込まれるファミリー世帯向けに、メゾネットタイプの間取りにすることで部屋数は少なくなりますが、安定した経営が期待できるでしょう。どちらを選択するかは、建築予定としているエリアのニーズを確認しておくのが重要です。
2つ目は、地域によって制限事項がある点です。
建物を建てる際は、土地の面積に対する建築面積の割合を示す「建ぺい率」と、土地の面積に対する延べ床面積の割合を示す「容積率」が地域ごとに決められています。都市部での一般的な建ぺい率は80%、住宅街では30%から60%と差があります。
また、それ以外でも建物の高さや北側斜線制限、日影規制などの制限事項があり、こちらも地域によってさまざまです。万が一制限がある場合、希望しているアパートが建てられない可能性もあるため、事前に制限についても確認しておきましょう。

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50坪アパートでオススメの間取り

ここでは、50坪アパートでオススメの部屋数や間取りについてご紹介します。

50坪の部屋数

部屋数やアパートの規模に影響するのが、建ぺい率と容積率です。
たとえば建ぺい率60%で容積率120%の場合、50坪の土地では最大建坪30坪のアパートが建築できます。この場合の、延べ床面積は60坪まで確保可能です。
これを踏まえると、ワンルームや1DKの間取りで、一戸8坪前後の部屋が最大6から8部屋確保できます。また、1LDKや2DKの間取りになると、一戸10坪前後の部屋が最大4から6部屋確保できます。
一方、前述のとおり地域によっては、ワンルームタイプの最低面積が定められているところもありますが、とくに決まりがない場合は10部屋確保することも可能となるでしょう。

木造2階建てアパート

木造は変形地であっても対応しやすく、50坪の小規模アパートに採用するのに最適の構造です。建築費用が抑えられるといったメリットもあります。
建ぺい率60%、容積率120%で建てられる木造2階建てアパートで、ワンルームの間取りにする場合、部屋数は1階2階部分をあわせて8室設けられます。

鉄骨造2階建てアパート

鉄骨造には軽量鉄骨造と重量鉄骨造がありますが、それぞれを比較すると建築費用はもちろん、耐用年数や減価償却期間も異なります。3階建てまでのアパートで多く採用されているのは、軽量鉄骨造です。
建ぺい率60%、容積率160%で建てられる軽量鉄骨造2階建てアパートは、2LDKのメゾネットタイプの間取りの場合、部屋数は3室ほどとなります。

鉄筋コンクリート造4階建てアパート

都市部にある土地では、容積率が200%を超える物件も多くあり、集客率も期待できることから4階建て以上のアパートも視野に入ってくるでしょう。そこで、採用される構造が、鉄骨造もしくは鉄筋コンクリート造です。鉄筋コンクリート造のほうが建築費用は高くなりますが、その分減価償却期間が延びる点がメリットでもあります。
建ぺい率80%、容積率200%で建てられる鉄筋コンクリート造4階建てアパートは、1階を店舗として貸し出した場合、2階から4階を1Kの間取りで部屋数は9室ほど確保できます。

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50坪アパート経営を成功に導くポイント

ここでは、50坪のアパート経営を成功させる3つのポイントについてご紹介します。

入居者ニーズに応える間取り選び

1つ目のポイントは、ニーズのある間取りを選択することです。
エリアによってニーズのある間取りタイプは異なるため、建築プランを立てる際に周辺の市場調査をおこなうことが重要です。とくに、50坪の小規模アパートの場合、駐輪・駐車スペースが必要かどうかも検討しておきましょう。
たとえば、ファミリー世帯に需要のある地域では、2LDKの間取りに駐車場の併設が必要となるでしょう。
一方、駅近で単身者の多いエリアでは駐車場を設ける必要がない場合もあります。このような立地では、単身者向けのワンルームや1Kの間取りのほうがニーズがあるでしょう。

競合との差別化戦略

2つ目のポイントは、差別化を図ることです。
入居の決め手となる強みを持っていると入居者が集まりやすいため、プランニングの時点で取り入れるようにしましょう。
たとえば単身者向けアパートでは、インターネットの無料回線を整えたり、備え付けエアコンにしたりすると差別化が図れます。また、ファミリー世帯向けのアパートでは、宅配ボックスを設置したり浴室の追い炊き機能を付けたりするなど、入居者に合った方法を選択しましょう。

確実な返済計画を立てる

3つ目のポイントは、返済計画をしっかり立てることです。
地域にもよりますが、50坪の土地にアパートを建築するとなると、建築費用や初期費用に4,000万円はかかり、多くの方が金融機関からローンを借り入れます。
借入金の返済には家賃収入を充てますが、収益が手元に残らない場合は経営を続けていくのが難しいでしょう。毎月の返済額を抑えるためにも、初期費用の調達割合は自己資金で3割、借入金で7割とするのが理想です。
また、返済期間に関しては、経費に計上できるため減価償却期間内に設定するのが一般的です。

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まとめ:50坪アパート建築の全体像と成功の秘訣

今回は、50坪アパートの建築費用や間取り、成功させるポイントについてご紹介しました。
一般的に坪単価で計算されている建築費は、本体工事費のみですが実際は70%の価格にすぎません。本体工事費のほかに、電気やガス、水道などのライフラインを整備する別途工事費、税金や手数料などの諸費用が発生します。
また、50坪の土地にアパートを建築するメリットとしては、建築費用やランニングコストが抑えられる点が挙げられます。一方、土地を最大限に有効活用する必要があり、地域によっては制限事項がある点がデメリットです。
オススメの間取りは、木造2階建てアパートではワンルーム、鉄骨造2階建てでは2LDKのメゾネットタイプも可能です。そのほか、鉄筋コンクリート造4階建てアパートでは、1階を貸店舗として2階から4階を1Kの間取りにするのもよいでしょう。
アパート経営を成功させるポイントとしては、ニーズのある間取りを選択し差別化を意識したうえで、返済計画をしっかり立てることが重要です。

記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

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    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
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    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

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