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最終更新⽇時

2026/04/21

マンションの防音対策と騒音回避法!快適な住環境を手に入れる方法

  • 不動産の知識
  • その他

暮らしの中で生じる問題の一つの「騒音」。「騒音」とは、「人間にとって好ましくない音」を指します。特に上下左右と住戸が接しているマンションでは、騒音は身近なトラブルの1つと言えます。しかしこれには個人差があり、自分にとってはなんともない音や音量・時間帯でも、相手にとって不快に感じさせてしまうこともあります。そのような中で、多数の人間にとってストレスに感じる音の種類を知っておくことや、それを発生させないように防ぐことは、周囲の人にとっても自身にとっても、快適に暮らすのに大切な知識です。この記事では、そんな騒音に関する情報をご紹介していきます。

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記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

騒音に関する基礎知識

一般的な生活の中で発生する「音」の種類について見ていきましょう。

空気音

まず一つ目は、「空気音」です。空気音とは、音が空気を振動させて伝送される音のことです。具体例としては、人の話し声やテレビの音、ペットの鳴き声、外で走る車の音などがあります。空気音は、「空気伝搬音」や「空気伝送音」とも呼ばれます。空気によって伝搬される音ですので、対策を考えるうえでは、空気をいかに遮断するかが重要です。

固体音

次に二つ目は、「固体音」です。固体音とは、力や振動が建物の床、壁、天井などの構造部分に直接伝わって発生する音です。具体例として、子どもやペットが走り回ったときの足音や、床にコップなどの物が落ちたときに出る「床衝撃音」や、トイレやシャワーの流水音が配管に伝わる際に発生する「給排水騒音」などがあります。

このように、大きくは二つの種類に分けられ、それぞれに合った騒音対策をしていくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。固体音の伝わりやすさはマンションの構造に大きく影響されるとされています。すでに完成済みのマンションでできる対策としては、振動を吸収して和らげる工夫が大切です。このような、より詳しい対策方法は、後ほど説明していきます。

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マンションの騒音でトラブル?!事例をあげて解説

では、マンションでの騒音トラブルとはどういったものがあげられるのでしょうか。実際に起こりやすい事例や、トラブルになったケースを紹介します。

生活音

ドアを開け閉めする音やテレビの音量、掃除機や洗濯機などの使用音がストレスを感じる・感じさせてしまう原因に。特に夜間の生活音に対してトラブルが多い傾向があります。

階上の子どもの足音

上の階に住んでいる子どもが走り回ったり飛び跳ねたりすると、下の階の住人には大きな音として伝わります。子どもなので仕方がありませんが、常に子どもが暴れている騒音が続くと、階下の住人はストレスを多く感じてしまう可能性が高いです。また、訴訟としてトラブルになるケースも見受けられます。小さな子どもが暴れる音が騒音となり、通常の生活が送れず退去を余儀なくされた事例もあります。

楽器の音

マンションでは、ピアノやギターなど楽器の音が、隣接住戸へ大きく伝わってしまいます。どんなに素敵な音色でも、特定の人にとっては苦痛となることがあります。また、夜の演奏などは睡眠の妨げにも繋がってしまうでしょう。

ペットから発生する音

犬や猫の鳴き声や足音・高所からの着地音などでの騒音トラブルが発生することが多いようです。ペット可のマンションでも、騒音には十分注意が必要です。

上記でいくつかの騒音に対する事例をピックアップしました。中には、騒音が引き金となり、訴訟問題といった大きな問題にまでに発展してしまう場合もあることが分かりました。
ただ、いつもいつも音を気にしながら生活するのも、結構なストレスが溜まってしまいますよね。快適に過ごすためには、トラブルを未然に防ぐための「防音対策」の視点が重要です。
以下では、マンションでの未然の防音対策についてご紹介していきます。

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賃貸マンションでできる防音対策!自分でできる工夫と選び方のポイント

空気音の対策方法とは?

テレビやピアノなどの楽器といった音や、人の話し声、ペットの鳴き声などは、空気を介して伝わる「空気音」に当たると上記でレクチャーしました。この空気音は、空気が伝わる隙間を遮断することでほとんど聞こえなくなり、比較的対策がしやすいです。(ただし、スピーカーなど直接床や壁に設置したような場合は、その振動が直接床や壁から「固体音」となって伝わることがあるので、注意が必要です。) 具体的な対策方法は以下の通りです。

家具の配置場所を変える

隣の部屋との壁際に家具を置くことで、防音効果を得られます。例えば本棚や衣装ダンスなどは本や衣類が音に吸収する効果があり、周囲へ音が拡散されるのを防ぐ効果があります。

天井や壁に防音(遮音)材を貼る

隣接する天井や壁に防音(遮音)材を貼ることで、外部への音を軽減できます。賃貸マンションの場合は、使用規約等にしたがって、原状回復できる範囲で対策しましょう。

機器や楽器の音量や使用時間を配慮する

音を出す機器や楽器の使用は、常識的な範囲で行うことが重要です。例えば、テレビの音量は一部屋で十分聞わたる大きさにする、夜中に楽器を使用しないなどです。夜間に音楽を聴いたり、楽器を演奏する場合はヘッドホンを使用するのも1つの対策と言えます。
また、マンションでは、管理規約や使用細則で使用時間について定められていることもあるので、必ず守るようにしましょう。

固定音の対策方法とは?

固定音に関して次に見ていきましょう。先述のおさらいで、固定音には子どもやペットが走り回ったときの足音や、物が落ちたときの床衝撃音、トイレやシャワーの流水音が該当します。
これらの対策方法としては以下が挙げられます。

生活家電を使う時間に注意する

洗濯機や掃除機を使う場合は時間に注意しましょう。常識の範囲内の時間帯で使用し、マンションの管理規約に従うことが大切です。

生活家電に防音シートや防振ゴムを設置する

洗濯機などは音だけでなく振動も響いて伝わる可能性があります。そのため、家電の周囲に防音シートを貼ったり、防振ゴムを設置したりという工夫も有効です。

カーテンや防音フィルムを窓に貼る

洗濯機や掃除機など生活家電の音、子供の声やペットの鳴き声は、窓を通しても外部へ伝わってしまいます。窓から音漏れを防ぐためにカーテンを設置したり、遮音フィルムを貼ることが有効です。

床に防音対策を施す

子どもやペットの足音を軽減するには、防音マットや厚手のカーペットを床に敷くことが有効でしょう。緩衝材を挟むことで、フローリングだけの場合よりも足音が響きにくくなります。
また、床がフローリングである洋室よりも音を抑制する効果があるため、畳の敷いてある和室は、振動を軽減することができます。子どもが遊ぶ空間は和室にするというのも、対策となるでしょう。

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静かなマンションの選び方とは?

マンションの賃貸や購入を考えている方は、物件選びの際に防音の観点を重視することが重要です。どのようなポイントを重視すれば良いのかをご紹介します。

防音性の高い構造のマンションを選ぶ

最も防音性が高いとされる建物の構造は、鉄筋コンクリート造(RC造)です。鉄筋コンクリート造(RC造)は「鉄筋」と「コンクリート」を組み合わせた建築構造です。骨組みとなる鉄筋の柱と柱の間の壁にも、コンクリートが流し込まれています。
これにより隙間がなくなり、建物全体の気密性が高くなるので、外からの騒音も大幅に軽減することができるのが特徴です。この気密性の部分の厚さが厚ければ、その分遮音性能は高まります。しかし注意点として、個々のマンションにより天井や床、壁の厚さは異なっているため、分譲マンションであるならば、購入前に、マンションの構造のほか、壁や天井の厚さをチェックしてみるのもよいでしょう。

部屋の位置・間取り・階層を考慮する

マンションでは、住む階層や部屋の位置によって騒音トラブルに遭遇しにくい住戸もあり、防音の観点から住戸を選ぶという方法もあります。具体的には、最下階であれば、足音を気にせず歩き回ることができますし、最上階であれば上からの足音を気にする必要はありません。また、角部屋であれば隣に面している部屋の数が少ないので、自身が発生させる振動も、周囲から聞こえてくる音の発生源も少なくなるでしょう。

立地している周辺の騒音状況をチェックする

マンションを選ぶ際に、マンション内ばかりでなく、騒音の少ない立地や周辺環境を確認することも大切です。なぜなら、騒音の原因は、マンション外部にある場合もありうるからです。例えば交通量の多い大通りに隣接していたり、電車等が近くを通っていたりすれば、日々外からの騒音に悩まされる可能性が高くなります。賃貸や購入する際に内覧ができる場合には、事前に建物周辺の環境を実際に把握しておくことも重要です。
このように同じ構造やマンション内でも、住む住戸の種類や位置や階層によって音の聞こえる状況が変わることが分かりました。室内で外部の物音がどのくらい聞こえるかを考慮してマンション選びをすることで、生活音のストレスも減少するでしょう。

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まとめ

今回は、マンションの騒音についてご紹介しました。騒音トラブルの被害者になるのはもちろん、自分が加害者となるのも避けたいものですね。
特に最近では、テレワークの普及により自宅で仕事をする人が増加しており、家にいる時間が長くなっていることから、これまで気にならなかった音が問題となるといったケースも今後増えてくる可能性があります。
これからマンションの賃貸・購入をご検討の方は、自身も周囲の人も快適な環境で生活できるよう、騒音の観点を持ちつつのマンション選びをご検討してみてください。

記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

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