最終更新⽇時
2025/11/21マンション火災保険の必要性と保険料を安く抑える方法
- 不動産の知識
- その他
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
Contents
マンションの火災保険は本当に必要か?
マンションに住む際、賃貸の場合は契約時に火災保険を一緒に契約することがほとんどです。分譲マンションの場合、購入時に不動産屋から勧められる火災保険に加入するか、自分で探して加入する方もいます。どちらの場合でも、多くの人が火災保険に加入しています。マンションは鉄筋コンクリートや鉄筋鉄骨コンクリートで造られているため、木造よりも燃えにくいですが、オール電化の部屋に住んでいる方は火災の可能性が低いと考えるかもしれません。しかし、万が一火災が起きた際に自分の身を守れるのは、マンションのオーナーや不動産屋ではなく自分自身ですので、加入しておくことをお勧めします。
自分が起こした火災ではない場合のリスク
入居者の過失ではなく、隣の家からのもらい火で家財や部屋が損傷した場合はどうなるでしょうか。これは「失火責任法」という法律があり、火災をもたらした本人に過失がない限り、賠償請求はできません。たとえば、故意に火災を引き起こしたとみなされる寝たばこの火が広がり、火事になった場合は故意に該当します。そうでない限り、上記の法律が適用され、賠償請求はできません。そのため、火災保険に加入しておくことで、自身の備えから補償を受けることができます。さらに、火災保険は火災以外にも自然災害による風災や地震、盗難、空き巣などのリスクにも備えることができます。契約時には内容を確認してください。
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火災保険が補償される対象とは
賃貸マンションの火災保険
賃貸マンションを契約する際に加入する火災保険は、家財保険、借家人賠償責任保険、個人賠償責任保険の3つがスタンダードになります。
- 家財保険 家具や家電、衣類などの入居者の財産を守る保険
- 借家人賠償責任保険 借りている部屋に損害を与えた際、大家さんに賠償をする保険
- 個人賠償責任保険 日常生活で他人に怪我をさせてしまったり、物を壊してしまった
場合に損害補償をしなければならない時などの身近なトラブルで使える保険
賃貸マンションを退去する際、賃借人には原状回復義務があります。火災で部屋が焼失した場合、原状回復義務により賠償責任が発生します。また、隣人の火災によって借りている部屋に燃え移り火災が発生したり、家具や家電が壊れた場合、火災を引き起こした人の故意でない限り、損害賠償請求はできません。そんな時に火災保険に加入していると、補償を受けることができます。賃貸マンション契約の場合、不動産会社が指定した火災保険に加入することがほとんどですが、自分で見つけた火災保険に加入することも可能です。
分譲マンションの火災保険
分譲マンションを購入して、個人で加入する火災保険の対象がこちらになります。
- 建物のみ(専有部分) 自分が所有する部屋
- 家財のみ 家具や家電、衣類などの入居者の財産
- 建物+家財両方
分譲マンションの場合、専有部分と共用部分があります。専有部分とは、所有している住居(室内)のことです。マンションを購入した人が加入する火災保険はこの専有部分になります。共用部分とは、エレベーターやエントランスなど建物に住んでいる人が共用して使用する部分のことをいいます。この共用部分に関してはマンション管理組合が火災保険に加入している場合がほとんどです。バルコニーは住居者の専有部分と思われがちですが、基本的には使用権のついた共用部分になります。詳しくは管理規約に載っているので確認をしておくとよいでしょう。
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火災保険がカバーするリスクと補償内容
火災保険は保険会社によって異なりますが、セットになっているパッケージ型や入りたいものだけを選んで加入するカスタマイズ型がほとんどになります。主な補償内容は下記の通りです。
火災、落雷、破裂・爆発による損害
火災はキッチンコンロやストーブなどの火が燃え移る以外にも、落雷によってコンセントから火花が飛び散ったことで火災につながったり、家にあるガス缶や家電製品が破裂、爆発によって火災の原因になることがあります。それにより、エアコンが壊れた、テレビが壊れた時には家財保険に加入をしていないと補償の対象にはならないので注意が必要です。
風災、雹災、雪災による損害
マンションではあまり考えにくい損害だと思われる方もいますが、高層階に住んでいても台風や竜巻によって破片やトタン屋根が飛んできて窓ガラスが割れてしまった事例も起きています。雹、雪の圧力によって窓ガラスが割れてしまう可能性もあります。・水災によるリスク「大雨などにより損害が生じた場合」
台風や大雨によって床上浸水をして損害が起きる場合があります。高層マンションの場合は加入をされない方も多いですが、1階に住んでいる方やハザードマップで浸水の危険がある場合や土砂災害が起きやすい場所に関しては、加入されておいたほうがよいでしょう。
盗難や水濡れによるトラブル
水濡れはマンションでもよくあるトラブルの一つではないでしょうか。給排水設備が壊れてしまい、水が溢れて壁紙がはがれたり、フローリングが水浸しになる場合があります。また上の階の部屋から水漏れして被害が起きる場合もあります。盗難被害では泥棒に窓ガラスを割られて侵入され、現金など家にあるものを盗まれた場合の補償ができます。
偶発的な破損事故による補償
故意ではなく窓ガラスを割ってしまった場合や家電製品を落として壊してしまった場合に補償ができます。
上記以外にセットで加入できるものもあり、「地震保険」と先にご紹介しました「個人賠償責任保険」などがあります。地震による火災や損害が生じた場合は、火災保険の補償対象外になってしまいます。任意で加入するか決めることができますが、近年日本では大規模な地震が起き、被害が多く出ています。万が一のことに備えて地震保険もセットで加入をしておくことをおすすめします。
個人賠償責任保険は日常生活で他人に損害を与えてしまった場合に使えます。例えば自転車に乗っているときに歩行者に怪我をさせてしまった場合や、子供が遊んで投げたボールが窓ガラスにあたって割れてしまった場合などに補償ができます。こちらもセットで加入をしておいたほうがよいでしょう。
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マンションの火災保険をお得に利用する方法
見積もり比較で最適なプランを選ぶ
たくさんの保険会社があり、保険会社によってプランや金額は変わります。その場合は、どのプランが自分に合うのか見積り比較をしてみるとよいでしょう。また、インターネット上で保険額のシミュレーションを出すこともできるので、それぞれの会社で調べてみると金額が安いところを探すことができます。
保険内容の見直しで無駄を省く
不動産屋に勧められた保険に入って、内容をしっかりと確認せずに入られた方もいるかもしれません。火災保険はパッケージになっているセット型や加入したい物だけを選べるカスタマイズ型があります。もし備える必要がない物に加入しているのであればカスタマイズ型にして、必要な補償のみに加入するのも保険料を抑える方法の一つです。
個人賠償責任保険の重複を避ける
個人賠償責任保険は火災保険の特約やセットになって加入する場合がありますが、クレジットカードの付帯についていることもあります。個人賠償責任保険に重複して加入していても保険金は賠償額までしか支払われないので、他に加入をしていないか一度確認をされるとよいでしょう。
契約期間の選び方とその利点
火災保険や地震保険は保険期間が長ければ長いほど火災保険料は安くなることがあります。火災保険は最長10年に伸ばすこともでき、保険会社によっては5年のところもあります。2022年の10月には火災保険の契約期間が最長5年に変更される予定です。もし入居する期間が長いと分かっていれば、始めから長い期間で契約をされるとよいでしょう。
割引制度の活用法
保険会社によっては割引制度を設けているところもあります。例えば、オール電化割引があります。ガスではなくキッチンから給湯など全てオール電化仕様の部屋であれば、割引を受けることができます。ただ、石油ストーブなどを使用する場合は割引対象外になる場合もあるので保険会社に確認をしましょう。またインターネットからの申し込みで割引になるところもあります。最近はネットで申し込みをされる方も多いので、少しでも安くしたい場合には直接契約ではなく、ウェブで申し込みをするのも手段です。
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まとめ:マンション購入時の火災保険の重要性
いかがでしたでしょうか。賃貸や分譲マンションを購入された際は、火災保険に加入しておいたほうが、万が一のことが起きた時に自分や家族を守ることができます。賃貸マンションであれば不動産屋が指定した火災保険に加入することになるかもしれませんが、保険料を抑えたい方は自分で探して、不動産屋に他の火災保険への加入でもよいか確認されるとよいでしょう。家財保険、借家人賠償責任保険、個人賠償責任保険の3つに加入している保険で、賠償額や内容が変わらなければそちらの加入をすることも有効かもしれません。さらに個人賠償責任保険はクレジットカードの付帯についていることもあるので、その場合は追加の申し込みをせずに済むので、さらに保険料を抑えることができます。
マンションを購入する場合も同様です。購入となると長く住む可能性が高いので、その分は補償がしっかりとされるよう、火災保険の加入は重要になります。また近年自然災害が多く、大雨による水災被害や台風による被害も多いです。盗難や空き巣などの生活上のリスクに備えておくことも可能です。すでに火災保険に加入している方は、保険の内容を見直し、備える必要のないものは外して保険料を安くし、備える必要性があるものに関しては万が一のことが起きた時に加入をしておきましょう。まだ加入をしていない方は火災保険の見積りやシミュレーションによって安い保険料を探すことができます。入っていないより入っている方が何かあった時に補償を受けることができるので安心です。この機会に、一度火災保険について見直してみましょう。
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