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最終更新⽇時

2025/11/21

【木造アパートの工法】特徴とメリット・デメリットを徹底解説

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記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

木造アパートとは?特徴と他の工法との違いを徹底解説

新しい住まいを選ぶ際、物件の構造によってメリットや注意点が大きく異なる点に注目する必要があります。一般的に住まいの構造として挙げられるのは、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の3種類です。
この記事では木造アパートの特徴や他の工法との違いなどについて、詳しく紹介します。

木造アパートの基本的な特徴

木造アパートはその名の通り、構造部分に木材を使用して建築されたアパートを指します。壁、柱、床など主要な構造部分に木材を使用している点が特徴です。一般的に木造アパートといえば、2階建ての賃貸アパートを指すケースが多く、まれに3階建ての木造アパートなどもあります。
木造アパートは、鉄筋コンクリート造と比較して建築費用が安価であることが大きな特徴の一つです。防音性や耐久性は、鉄筋コンクリートに負けてしまいます。戸建てなどの住宅に関しては、2階建ての木造建築が多く、階層は高くても3階建て程度です。
木造で高層マンションが建築されることはほとんどありません。

鉄筋コンクリート造と木造アパートの違い

鉄筋コンクリート造は、木造とは対照的に堅牢な構造が特徴です。鉄筋コンクリートを使用した建物は、賃貸物件の中でも特に耐久性に優れた構造です。
木造と比較しても防音性や耐久性に優れており、高層階の建物などでも鉄筋コンクリート造のマンションを目にする機会が多いといえます。木造に比べるとどうしても建築費用が高額になり、工期もかかってしまう点が挙げられるでしょう。
災害対策にも力を入れているマンションが近年、数多く建築されています。鉄筋コンクリート造の耐震マンションや制震マンションが増えているのも特徴といえるでしょう。

鉄骨造の特徴と木造アパートとの比較

鉄骨造は耐久性や耐火性において、ちょうど木造と鉄筋の中間程度と考えておくといいでしょう。鉄骨造は、鉄骨の厚さによって重量鉄骨造(6ミリ以上)と軽量鉄骨造(6ミリ未満)の2種類に分類されます。
軽量鉄骨造は2階建てのアパートなどに用いられており、重量鉄骨造となると2階以上の建物などにも用いられているのが特徴です。

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木造アパートに住むメリットとは?

木造アパートを賃貸する場合、鉄筋コンクリート造のマンションや鉄骨造の建物と比較すると、いくつかのメリットがあります。この項目では木造アパートに賃貸で住む場合のメリットを紹介します。

家賃が安い木造アパートの魅力

木造アパートは鉄筋コンクリートや鉄骨造と比べると建築費が安く、部屋の家賃や共益費も比較的安い賃料で借りられる点がメリットといえます。
一般的には鉄筋コンクリート造のマンションなどよりも、5%から10%ほど安い家賃で借りられるでしょう。
家賃は毎月発生するため、長い期間賃貸していると家賃コストの差が大きくなります。同一地域において木造アパートのほうが安い賃料で借りられるという点は大きなメリットです。

部屋が広く感じられる理由

木造アパートの特徴として、鉄筋コンクリートなどに比べ部屋が広く感じられるという点が挙げられます。鉄筋コンクリート造のマンションは、強度を出さなければならないため、柱の太さが部屋の広さに影響してくるのです。
同じ広さの部屋だった場合、有効活用しやすいのは木造アパートです。家賃が安いうえに部屋を有効活用しやすいとなると、コストパフォーマンスに優れている点もメリットといえるでしょう。

通気性が良く快適な住環境

鉄筋コンクリート造のマンションは、耐久性や防火性に優れていると同時に密閉性に優れているといえます。
木造アパートは、鉄筋コンクリート造のマンションと比較して通気性が良く、カビなど発生しにくい点がメリットです。木材の特質である、湿度調整しやすい点が活かされています。
木材は乾燥しやすい季節に水分を放出するため、乾燥対策に効果を発揮し、梅雨などのじめじめした季節には、木材が水分を吸収しカビの発生を抑えてくれます。木造アパートは木材の特性を十分に生かした建物といえるでしょう。

デッドスペースが少なく使いやすい間取り

鉄筋コンクリート造のマンションは、強度を出すために柱が太いため室内にも梁により凸凹な部分が多く、家具などの設置に困るケースがあります。
室内が凸凹していると、デッドスペースができてしまい、部屋の広さを充分に生かしにくい場合があります。木造だと、鉄筋コンクリート造のマンションよりも柱が細く梁などもありません。
木造はデッドスペースがあまりなく、広さを生かした家具の設置ができる点がメリットとして挙げられるでしょう。

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木造アパートのデメリットと対策方法

木造アパートの生活は、メリットばかりではありません。メリットとデメリットを知り、住むところを決めることが大切です。この項目では木造アパートのデメリットを紹介します。

防音性の低さと注意すべきポイント

まず防音性の低さがデメリットとして挙げられます。鉄筋コンクリート造のマンションは、壁や床など四方が厚いコンクリートに覆われており、密閉性に優れている建物です。防音も遮断しやすく、隣の音などはほとんど聞こえません。
一方で通気性がいい反面、音なども漏れやすいのが木造アパートです。通気性がいい分騒音も発生しやすく、気をつけなければ近隣トラブルが起こり得ます。
隣の部屋にテレビの音や話し声が聞こえてしまったり、掃除の音など大きな音を立ててしまうと必要以上に響き、隣人が不快に感じるかもしれません。これらを踏まえると防音性の低さは、非常に注意しておきたい点でしょう。

通気性が良すぎることで起きる課題

通気性が良い木造アパートは、カビの発生などを抑える効果があることは前述しましたが、その通気性の良さがデメリットとなり、冷暖房の効きが良くないことがあります。冷暖房の効きが悪いと心配になるのが光熱費です。
木造アパートでは、そのまま住むよりも断熱関係のシートを貼るといった対策などが必要となるでしょう。

火災リスクへの注意と対策

鉄筋コンクリート造のマンションは鉄筋やコンクリートが使用されており、防火性が非常に高いのが特徴です。
一方で木造アパートは、その名の通りあらゆる場所に木材を使用しています。
木材は火に弱く、火災が起こると火の回りがはやいため、火災リスクにより注意する必要があるでしょう。
築年数が浅い木造アパートは、木材に水分を多く含んでいるため、鉄筋コンクリート造や鉄骨造ほどではないにしろ、火災に対して多少の効果があります。
しかし築年数が経過していると木材の中の水分が放出されてしまいます。そのため火災になった場合一気に火が回りやすく、非常に危険なデメリットともいえるでしょう。

耐震性の低さとその補強方法

日本はいわゆる地震大国といわれており、耐震対策が年々進んでいます。鉄筋コンクリート造のマンションでは、耐震や制震構造のマンションが建築されており、耐震性の強さが特徴です。
木造のアパートも地震に対する対策や耐震基準の厳格化などにより対策を行っていますが、鉄筋コンクリート造のマンションなどと比較すると、耐震性は劣ります。
耐震性の低さも木造アパートでは抑えておきたい点です。

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木造アパートの防音・騒音対策の実例

木造アパートのデメリットの一つに防音の低さを挙げました。騒音トラブルは、近隣住民との間で深刻な事態に発展するケースもありますので、できる限りの対策を行っておくことがオススメです。この項目では木造アパートの防音対策を紹介します。

防音効果を高めるカーペットの選び方

防音性の優れたカーペットなどを床に敷くと、一定の防音効果が得られます。防音対策は、単純に音を抑えるといった対策も効果的ですが、忘れがちなのが、振動などにより響く音です。
床を歩くだけでも振動が響き、階下の入居者がうるさいと感じることがあります。
床の振動音は意外に響き、夜中など静かな時間には階下と音のトラブルになりやすいものです。足音などの振動音に対して効果的なのが、カーペットなどの設置が挙げられます。
床にまんべんなくカーペットを敷いておくと、防音対策に大きな効果をもたらします。

壁収納を活用した騒音軽減アイデア

木造アパートの場合、壁から音が漏れて、話し声やテレビの音などが隣の部屋に聞こえてしまうこともあります。壁に防音シートなどを貼るのも対策の一つです。
また安価に対策するなら、壁に収納や家具などを多く設置することで、一定の防音効果を発揮するでしょう。
音の伝わりは、振動が波のように発生して耳に伝わるため、障害物がいくつもあったほうが音を抑えやすいものです。大きな費用がほとんどかからずにできる防音対策といえるでしょう。

防音カーテンでできる簡単な対策

騒音対策には、音を遮る遮音と音を吸い込んでしまう吸音のふた通りあります。防音カーテンとは特殊な材質をコーティングした生地で作られたカーテンで、騒音を遮り音を吸収します。
比較的高音を遮断しやすいとされる防音カーテンは、テレビの音や話し声といった騒音を抑える効果があります。ガラス部分は壁などと比較するとどうしても薄い部分があります。築年数が経過しているとサッシ部分にも若干スキマが入ることもあり、防音カーテンなどによる対策が効果的といえるでしょう。

近隣住民との交流でトラブルを防ぐ方法

騒音問題は近隣住民との関係性が薄い場合に起こりがちです。顔もよくわからない住民が出す音に悩まされているとなれば、なんとなく不快に感じ、トラブルに発生するケースが多いといえます。
近隣住民との交流をしていると、多少の騒音なら譲る気持ちが出てくるものです。近隣の方とは普段からコミュニケーションをとっておくことをオススメします。

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木造アパートを選ぶ際のポイントとまとめ

木造アパートに賃貸で居住する場合、家賃のコストをあまりかけずに部屋を使えるといったメリットがある反面、騒音や火災リスクがデメリットとして挙げられます。
自分たちにできる対策を行い、なるべく騒音トラブルを起こさないような心がけも重要になるでしょう。デメリットを解消し、木造アパートのメリットを十分にいかすと、快適な生活が期待できるでしょう。

記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
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