建ぺい率/けんぺいりつとは

か行

所有している土地に対する建物の大きさの割合のこと。 「建築面積÷敷地面積」で計算される。 防災や風通しなどの観点から建ぺい率が設けられており、余裕のある建物を建てるために建築基準法によって建ぺい率が定められている。数値の上限は都市計画に基づき、それぞれの行政が取り決めているため、地域によってその建ぺい率は異なる。

またその土地の用途によってその割合に差がある。 建ぺい率は30%〜80%まであり、7種類に分けられている土地の用途によって決められる。 建ぺい率には緩和条件があり、防災の面で防火地域の耐火建築物であれば延焼の恐れが低くなるため建ぺい率10%を上乗せすることができる。 また、その土地が角地であれば10%上乗せされるなど土地の条件によって建ぺい率が緩和される場合がある。 この建ぺい率を超えてしまうと違法建築として扱われるため、売却などの際に影響が出る。

新築の場合に建ぺい率を超えていると、建築する前の審査に通らないため建てることができないが、リフォームする際などの増築時には違法建築になる可能性があるため、けんぺい率について注意が必要である。 そのため、土地を購入する際や建物を建てる際は建ぺい率を正確に確認しなければならない。