あ行

囲繞地/いにょうちとはとは

公道を介していない土地(袋地)を囲んでいる土地を指す。 土地の性質上、袋地の所有者は囲繞地を通らないと公道に出ることができないため、 他者の土地を横断することは本来であれば侵入罪にあたるが袋地の所有者は特別に囲繞地の所有者に許可なく横断が可能となる。 これを囲繞地通行権と呼ぶ。

囲繞地通行権は申請や、登記などの行政の手続きなどは不要で、袋地の所有者が原則所有している権利であるため、自由に通行が認められる。 ただし、住宅侵入罪(刑法130条)が対象外となるわけではない。 囲繞地の中で、屋内の中や塀などで囲んだ敷地内に侵入をした場合は、住宅侵入罪が成立する。

囲繞地の所有者は法的に囲繞地通行権を認めなければならないが、袋地の所有者が通行することで損害を被る可能性があるため、通行料を請求することができる。 しかしその例外もあり、土地が分筆された土地であることや既存の道路を利用する場合は無償で通行権を認めなければならない。 こういったデメリットや近隣トラブルなどが起きやすい土地であるため、囲繞地や袋地は不動産価値的に評価されにくく買い手がつきにくい土地建物であると言えるが、昨今では 囲繞地と袋地の所有者が相談し、同時に所有の土地を売却するケースが増えてきている。


【関連用語】

区分所有者

RC造

逆線引き

上がり框

売渡証書

経年劣化

居住用財産の買換え特例

建設住宅性能評価書

基準地価

境界線付近の建築の制限