マンション購入で使いやすい玄関を見極めるポイント!掃除方法も解説
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使いやすい玄関を見極めるポイント
玄関は家の顔ともいわれる場所であるため、マイホーム購入時にこだわりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。玄関は最初に目につきやすいうえ、毎日出入りするため重要な場所のひとつです。
使いやすい玄関であれば、快適な暮らしが送れるようになるでしょう。また、快適な暮らしを継続するためには、定期的に掃除をおこなわなければなりません。
ここでは、使いやすいマンションの玄関を見極める際の2つのポイントについてご紹介します。
広さ
来客や宅配便など家族以外からも見られることの多い玄関ですが、印象のよい快適な玄関を演出するには、人数に見合った広さがあるかどうかがポイントとなります。玄関の広さは、大人2人が並んで使用しても不自由のない広さが理想です。
たとえば、玄関に収納しておきたい種類や量に見合った収納スペースがあるかはチェックしておく必要があります。アウトドア用品やベビーカーなどは外で使用するものであるため、玄関に収納しておくと便利です。このように外で使用するものを収納できるスペースがあると、日々の生活も快適になるでしょう。
また、家族数人が靴や上着などを着脱するスペースはあるのか、リビングの広さが優先され玄関部分は削られていないかなどの確認も必要です。家族で通勤や通学の時間が重なった場合、玄関が狭いとなかなか準備が進まないことも考えられます。そのため、家族数人が同時に使えるような広さであるか、事前にチェックしておきましょう。
明るさ
広さと同様に重要度の高いのが明るさです。照明の位置やタイプ、小窓などからの採光が得られるかも重要となります。玄関照明において大切なのは、暖かみのある雰囲気があるかどうかです。夜の帰宅時に玄関に灯りがあると、安心できる方も多いことでしょう。
そこで、電球色を工夫して色味を演出した間接照明やダウンライトなどが有効です。また、採光が入るくらいの小窓があると、日中は太陽光によって自然な明るさが得られます。
さらに、暗がりや荷物で手がふさがるような場合は、自動のセンサー付き照明がオススメです。人の気配を感知し点灯するため、防犯面においても有効で、人が離れると消灯することから消し忘れの心配も必要ありません。
マンションの玄関に収納がある場合の活用方法
上記でもご紹介しましたが、玄関に収納があった場合はどのような使い方があるのでしょうか。
ここでは、マンションの玄関に収納がある場合の活用方法についてご紹介します。
土間がある場合
土間とは、家の外と内の中間にあるスペースのことを言い、昔ながらの日本住宅でよくみられます。
そのため、家の外に出しておきたくないものを収納しておくのに便利なスペースです。たとえば、ベビーカーや自転車、アウトドア用品などを収納することで管理がしやすくなり、雨でぬれた荷物やコートなどを乾かす際にも役立ちます。
また、玄関は外出前の身だしなみを整える場所でもあります。そこで、大きな姿見が設置されていると、コートやバッグを含む全身のコーディネートが可能です。鏡を設置することによって、空間を錯覚させる効果があるため玄関を広くみせられます。
このように土間のある玄関は収納スペースが増え便利である一方、表面の素材についても十分にチェックしておかなければなりません。表面がつるつるした素材だとスリップする危険性があり、逆にざらざらした素材だと汚れが落ちにくいといった性質があります。
さらに、白っぽい材質の場合は玄関汚れが目立つ可能性もあるため、滑りにくく汚れが目立たない素材を選ぶとよいでしょう。
納戸がある場合
納戸とは、窓を設けていない部屋のことで、マンションではサービスルームや多目的ルームと呼ばれることも多くあります。
そのため、家の中に持ち込みたくないものを収納しておくのに便利なスペースです。たとえば、掃除道具やスーツケースなどの基本的には外で使用する大型のもの、バッドやグローブ、スキー用品などのスポーツ用品を収納するのに役立ちます。
また、古新聞や古雑誌、段ボールなどの一時置き場としたり、災害時用の飲料水といった重たいもののストックスペースとしたりするのにも重宝するでしょう。
マンション玄関の掃除方法
玄関を清潔かつきれいに保つためには、日々の掃除が欠かせません。しかし、玄関を水洗いしている方は注意が必要です。
ここでは、水洗いをしない方がいい理由や玄関汚れの原因、普段からおこなう玄関の掃除方法についてご紹介します。
水洗いに注意
以前は、玄関掃除と言えば、掃き掃除をして水洗いをするのが一般的な掃除方法でした。しかし、土間やタイルなどが多かった昔の住宅に比べると、現在は水はけがよくない素材と言えます。
とくにマンションでは、規約に「玄関・バルコニーで大量に水を使用しないこと」と記載されていることも多くあります。なぜなら、使用した水が階下の住戸に漏れる可能性があるためです。
また、水洗いをすることによって排水がうまくできなかった場合、水が残りカビ発生の原因となる可能性も考えられます。そのため、マンションでは水を使わない掃除方法がオススメです。
玄関汚れの原因
そもそも、玄関汚れの原因は大きく4つに分けられます。一つ目は、靴に付着した土や泥、砂などを玄関内に持ち込むことによる汚れです。二つ目は、衣類に付着したほこりや髪の毛が隅にたまることによる汚れが考えられます。
三つめは、玄関を開閉する際に入る花粉や排気ガスなどのチリによる汚れです。そして四つ目は、濡れた靴や傘が原因により発生したカビによる汚れとなります。
これらの原因を見ると、水で洗い流す必要のない汚れであることがわかります。なかでもカビは、水に流すことによって胞子が広がる原因にもつながるでしょう。
また、頑固な黒ずみ汚れの原因は、靴に付着した土や砂がタイルの凹凸にこびりついたものです。この場合、水で洗い流すだけでは落ちないため、別の掃除方法が必要となります。したがって、掃き掃除後に水洗いをするといった掃除方法では、どの汚れも落とせません。
水を使わない掃除方法
黒ずみ汚れをそのまま放置しておくと、あっという間に広がるため、普段からこまめに掃除しておくことが必要です。
まずは、ほうき・ちりとり・掃除機・はたき・マイクロファイバークロス2枚を準備します。
手順としては、靴や棚、傘立てやベンチなど玄関にあるものをすべてのけておきます。そして、玄関が濡れている場合は乾いたマイクロファイバークロスで拭き取っておきましょう。
続いては、玄関扉や壁に付着した汚れをはたきで床に落とします。落とした汚れを、ほうきとちりとりを使用して掃き取ります。このときに、タイルの間に入り込んだ土や砂を入念に掃き取るのがポイントです。
さらに、隅や溝などのほうきで取りにくい部分は掃除機で吸い取ります。最後にマイクロファイバークロスで水拭き・乾拭きをして完了です。
このような掃除方法で、常に清潔な状態を保っていると黒ずみの心配もありません。掃除頻度は可能であれば毎日、難しい場合は少なくとも週に1回は実施するようにしましょう。
マンションの玄関をリノベーションする際のポイント
購入前は広く見えても実際に住んでみると狭く感じたり、暗く感じたりすることもあるでしょう。その場合は、それぞれの使い勝手に合わせてリノベーションをおこなうのも方法のひとつです。
ここでは、マンションの玄関をリノベーションする際の3つのポイントについてご紹介します。
オープン棚の設置
まずは、オープン棚を設置することでおしゃれな玄関を演出できるでしょう。
おしゃれな靴やブーツだけでなく、お気に入りのバッグや帽子、小物などもインテリアのひとつとして置くことによって、アパレルショップのような雰囲気が作れます。また、靴を手入れする際に使用する道具などは、室内や靴箱などに収納し見せないようにするのがポイントです。
このように、オープン棚を設置することによって玄関がおしゃれになるだけでなく、湿気がこもらないためカビの発生を防止するメリットもあります。
照明の交換
続いて、照明が古かったり暗かったりする場合は、おしゃれな照明に交換するのも方法のひとつです。
たとえば、足元に間接照明を設置するだけでも玄関がおしゃれになります。アンティークな照明や小さめのシャンデリアを設置することで、エレガントかつ高級感の漂う空間を演出できるでしょう。
また、ホワイト系の照明ではナチュラルな雰囲気に、西洋風のランプシェードではヨーロピアンな雰囲気の玄関に仕上がります。
このように、照明ひとつで玄関の雰囲気が変わるため、今の照明に満足していない方はぜひ参考にしてみてください。
室内窓の取り付け
そして、玄関に太陽の光が入らず暗い空間になっている場合は、室内窓を取り付けるのがオススメです。
どれだけ玄関をきれいに仕上げても、暗いままだとおしゃれには見えません。玄関を明るく見せるには、リビングや隣の部屋からの光が入るように室内窓を設置してみましょう。
また、開閉式の窓を設置することによって、風通しもよくなるためカビの発生も抑えられるといったメリットがあります。
まとめ
今回は、マンション購入において使いやすい玄関を見極めるポイントや収納の活用方法、掃除方法やリノベーションする際のポイントについてご紹介しました。
使いやすい玄関かを見極めるポイントは、大人2人が並んで使用しても不自由のない広さが確保されているか、照明の明るさや小窓による採光は得られているかが重要となります。
また、土間や納戸があれば外に出しておきたくないものや、家に持ち込みたくないものを収納しておくのに便利です。
玄関を掃除する際は、水を使用せずほうきや掃除機、マイクロファイバークロスで仕上げるようにしましょう。
リノベーションを検討している場合は、オープン棚や室内窓を設置したり照明を交換したりして、おしゃれで使いやすい玄関にアレンジしてみましょう。