マンションの10階の住み心地とは?

マンションの10階に住んでみたい!

みなさんは、マンションに住むなら何階に住みたいですか?高層階に住みたい人も、1階を好む人もいるでしょう。マンションの何階が住みやすいかは、その人のライフスタイルによって異なります。その中でも、今回はマンションの10階の住み心地について紹介していきます。

高層マンションとは

そもそも、マンションには必ずしも10階があるというわけではありません。10階があるマンションは高層マンションの扱いになります。実は、高層マンションとは具体的に「何階建て以上」といった定義があるわけではありません。しかし、消防法や電波法では、高さ31mを超える建物、つまり10階建て前後の建物を高層建築物としています。

高層マンションの良いところ

高層マンションに住むと、立地を気にせずとも生活しやすい環境を手に入れやすいです。それは、駅の近くや街の中心など利便性の高いエリアに建てられていることが多いからです。また、そのように都心に建っているマンションでも、緑を感じられる工夫が施されています。例えば、複数の棟をコの字型に配置し、敷地にオープンスペースを設けることで緑地を作るといった手法が取られています。都心部では土地は限られているけれど、高層マンションの居心地の良さを追求するために工夫された設計となっています。さらに、高層マンションは、外部だけでなく内部の施設も充実していることが多いです。例えば、集会室や読書コーナー、キッズルーム、さらに屋上に展望スペースがあるマンションもあります。これは、高層マンションでは戸数が多いのが一般的で、どの住人にとっても住み心地の良いマンションを追求した結果です。これらの施設は共用なので入居者であれば誰でも利用できます。

マンションの10階の居心地の良さとは?

日当たりが良い

マンションの10階に住むことのメリットの一つは、日当たりの良さです。日当たりが良い方が部屋の住み心地が良くなります。高層階であればあるほど、周囲に高い建物がなくなって日当たりが良くなります。日当たりが良いことで部屋の雰囲気が明るくなります。さらに、昼間は照明を使わなくてすむ、部屋の中が暖かくなる、洗濯物が乾きやすいといったメリットもあります。日当たりの良い部屋は、特に家にいる時間が多い人にとっておすすめです。

眺望が良い

マンションの10階に住むと窓からの景色を楽しむことができます。部屋から良い景色が見られると、心も身体もリラックスでき、居心地の良い暮らしができるでしょう。部屋の向きが良ければ、部屋から朝日を見たり、夕日を見たり、美しい夜景を見たり、さらに夏には花火大会を部屋から眺められるかもしれません。常に良い景色を見ていたいという人にとってマンションの10階は住み心地の良い物件となるでしょう。

防犯面で優れている

マンションの10階は、防犯の面でメリットがあります。それは、空き巣や犯罪者がわざわざ10階に侵入する可能性は低いからです。マンションの1階や2階に住んでいれば、ベランダから比較的簡単に室内へ侵入できてしまいます。一方、10階だと外から侵入するのは簡単ではありません。その分、1階や2階の部屋と比べて安全性が高いです。そのため10階の物件は家を空ける時間が多い人や、小さな子どもがいる人におすすめです。

虫が出にくい

10階の部屋へ侵入しづらいのは空き巣犯だけではありません。10階だと虫が出にくいというメリットがあります。虫は、地面からの距離が近い部屋だとどうしても出やすくなってしまいます。その点、10階であれば比較的虫が出にくいで、気にせず窓を開けて換気できたり、ベランダで快適な時間を過ごしたりできます。虫が苦手だという人にとっては、マンションの10階は住み心地が良いものとなるでしょう。

生活音が響きにくい造りである

10階を持つマンションになると、生活音が響きにくい構造であることが多いです。それは、マンションの高さが10階以上になると、建物の造りを強くするために鉄筋コンクリートで造られることが多いからです。鉄筋コンクリートでは木造住宅などと比べると音が響きにくいのです。そのため、隣の住民の生活音が気になることもないし、自分の家から生活音を出さないようにと過剰に気にする必要もありません。そのため、子育て世帯や、帰りが遅くなりがちな人にとっては特に住み心地の良い生活となるでしょう。

マンションの10階に住むデメリット

これまでマンションの10階に住むメリットを紹介してきましたが、実は10階に住むことにはデメリットもあります。実際に住む前にはメリットとデメリットの両方を把握しておくことが大切です。それでは、どのようなデメリットがあるのか説明していきます。

移動が大変になる

一つ目のデメリットは、移動が大変であるという点です。もしマンションの10階に住んだら、外に出るために毎回エレベーターを待たなくてはなりません。その分少し早く家を出なければならないし、エレベーター待ちが億劫であまり家から出なくなってしまうかもしれません。中層階であれば階段とエレベーターを併用できますが、10階だと階段での上り下りは考えづらいでしょうこのように、1階に降りるまでに時間がかかるというのがデメリットの一つです。

物件の価格が高い

マンションの10階は価格が高いというデメリットもあります。高層階の部屋は、同じマンションの中でも低層階の部屋より価格が高い場合が多いです。それは、高層階の方が高級感があって、多くの人が住みたいと考えるからです。10階にはデメリットがあることを知りつつもやはり10階に住みたいという人は、計画的にお金を使って、他の部分で節約するようにしましょう。マンションの費用を支払えなくなってしまって退去することになったら、元も子もありません。

災害時に避難しづらい

マンションの10階に住んでいると災害が起きたときに逃げ遅れてしまう可能性があります。1階や2階に済んでいれば、マンションの出入口が近いのですぐに外へ避難できます。しかし、1階から9階の人たちとエレベーターの取り合いになります。さらに、災害時にはエレベーターが動かないことが想定され、その場合は非常階段で避難しなければなりません。そうなったときも、低層階に住んでいた方が逃げやすいでしょう。マンションの10階に住む場合は、常日頃から災害に備えた準備をしておくことが大切です。

地震があると揺れが大きくなる

高層階に住めば住むほど、地震の際に大きく揺れます。つまり10階に住んだ場合は、同じマンションの1階や2階に住んだ場合より大きな揺れを感じるでしょう。それほど大きな地震でなくても家具が倒れたりガラスが割れたりするかもしれません。大きな家具は壁に固定しておき、ガラスなどは割れないように収納しておくようにしましょう。また、そもそもそのマンションが耐震性に優れているかも確認しておくようにしましょう。日本は地震が多いので、震災に対しては特によく対策しておくことが必要です。

転落する危険がある

マンションの10階の部屋に住むうえで最も注意が必要なのが、転落事故の危険性です。テレビで「子どもがマンションから転落した」というようなニュースを耳にしたこともあるでしょう。マンションの高層階に住み、ベランダで快適に過ごしていたところ、不注意で転落してしまうことがあります。特に幼い子どもがいる場合は注意が必要です。足場となりそうなものは近くに置いておかないようにする等、対策をしておきましょう。

マンションの10階はどんな人に向いているのか

ここまで、マンションの10階の居心地の良さやデメリットについて紹介してきました。それでは、どのような人にマンションの10階が向いているのでしょうか。先ほど紹介した高層マンションのメリットから考えると、

  • 開放感がある明るい部屋で暮らしたい人
  • 窓から良い眺めを見たい人
  • 防犯面で安全なところに住みたい人
  • あまり外出頻度が高くない人
  • 虫が苦手な人

といった条件に当てはまる人は、マンションの10階が向いているかもしれません。一方、どのような人がマンションの10階に向いていないかというと、

  • 外出頻度が高い人
  • 少しでも居住費を減らしたい人
  • 幼い子どもがいる家庭

といった場合には、マンションの10階に住むよりも低層階に住んだ方が便利な生活を送れるかもしれません。自分にとって何階に住むのがベストなのかは、その人の価値観やライフステージによって異なります。優先事項を決めて、自分にとって合った暮らしを選択しましょう。

まとめ

今回はマンションの10階の住み心地について紹介してきました。メリットとしては、日当たりが良いこと、眺望の良さ、安全性、虫が出にくいことなどがありました。その反面、デメリットとしてエレベーターでの移動が面倒、災害時に不便、転落の危険性といった点があります。これらのメリット、デメリットがあることを踏まえて、どの階に住むのが自分にとって良いのかよく検討しましょう。