マンションに住むなら何階がベスト?

マンションは何階に住むのが良いのか?

マンションは何階が最も住みやすいのでしょうか。
マンションを買う際には立地、価格、築年数、間取りなど検討するべきポイントはたくさんあります。

そのうちの一つがマンションの階数です。
1階に住むのと10階に住むのでは住み心地が大きく異なります。
何階に住むべきなのかは、その人のライフスタイルによって異なるので一概には言えません。
今回は、マンションに住むメリット、デメリットを紹介していきます。

マンションの1階の特徴

1階に住むメリット

メリットの一つ目は、1階は家賃が比較的安いということです。
マンションの1階は、同じマンションでも他の階の住戸より価格が安く設定されていることが多いです。
そのため、少しでも居住費を抑えたい人にはピッタリです。

二つ目のメリットは、簡単に外に出られるという点です。
1階にいればエントランスが近いので、外出しやすいです。
朝の通勤、通学で急いでるときや、万が一災害が起こったときなどには、1階の方が便利です。
もし10階などに住んだら、外出のたびにエレベーターを待たなくてはなりません。
それが億劫になって外出しなくなるかもしれません。
しかし、1階であればエレベーターを待つ必要はないし、大きな荷物を持って帰るときにも楽です。

三つ目のメリットは、生活音を気にしなくてすむという点です。
普通、マンションに住むと隣や下の住人に迷惑がかからないように静かに生活しようとします。
しかし、マンションでも1階に住んでいれば下の階には住人がいないので生活音を立てないように気を使って生活する必要はなくなります。
そのため、生活音を抑えるのが難しい子育て世帯には特に1階がおすすめです。

1階に住むデメリット

1階に住むデメリットは、外からの視線が気になるという点です。

マンションの造り次第では、外を通る人と目が合ってしまうことがあるかもしれません。部屋の中までは見られないとしても、ベランダに出たときに目が合ってしまうことがあります。
さらに、洗濯物を外に干す際も注意が必要になります。
特に人通りの多い場所に建っている物件だと気になる機会も多いでしょう。
このように人目を意識しなければならないというのが1階のデメリットです。

二つ目のデメリットは、空き巣や泥棒の危険性が高いという点です。
外に出やすいというのはつまり、外からも侵入しやすいということです。
1階は10階などの高層階に比べて空き巣や泥棒の被害を受けやすいので対策が必要になるでしょう。

三つ目のデメリットとして、外の騒音が気になるという点があります。
1階は高層階よりも車道に近いため、車や人通りが多い場所にあるマンションだと外の騒音に悩まされる危険性があります。
静かな暮らしを求めている人には1階は向いていないかもしれません。

マンションの1階の住み心地については詳しくはこちらをご覧ください。

マンションの低層階、中層階の特徴

低層階、中層階に住むメリット

低層階とはマンションの2〜5階、中層階とは6〜9階のことを指します。
この階層に住むメリットは、居住費がちょうど良いという点です。
マンションでは、高層階になるに従って家賃が上がっていくのが一般的です。
そのため、高層階に住むのはコストが高くて難しいけれど1階には住みたくないという場合には低層階や中層階がピッタリなのです。
費用は高層階よりは安く、1階よりは高い価格になります。

低層階、中層階は、1階と高層階のメリットを兼ね備えています。
例えば、移動が楽な1階と移動しづらい高層階の間に位置しているので、比較的移動しやすくなります。
これくらいの高さであれば階段でも移動しやすいため、エレベーターがなかなか来ないときには階段で移動すれることもできます。

低層階や中層階では、上下に部屋があるので生活音が気になるのではと思う人もいるかもしれません。
しかし、高差があるマンションは鉄筋コンクリート造であることが多いです。
そのため生活音が響きにくい造りとなっており、あまり気にする必要はありません。
上下に部屋があることで気密性が高くなり、冬場は暖かく過ごしやすいというメリットもあります。

低層階、中層階に住むデメリット

2階や3階といった低層階に住むと、1階に住むデメリットと類似した欠点があります。
例えば、外からの視線が気になる、空き巣や泥棒の被害を受けやすい、外の騒音が気になるといった点です。
さらに、地面と近いので虫も入ってきやすいです。

マンションの10階の特徴

10階に住むメリット

メリットの一つ目は、何よりもやはりステータス感があるということです。
高層階に住んでいるというだけで充実した生活をしている気になります。

メリットの二つ目は、部屋からの景色を楽しめるという点です。
立地にもよりますが、マンションの10階に住めば周囲を遮る建物が少なくなり、見晴らしが良くなります。
朝日や夕陽を見れたり、夏には花火大会を家から楽しめたりするかもしれません。
さらに、周囲に高い建物がなければ日当たりと風通しが良くなって快適な暮らしを送ることができるでしょう。

10階に住めば、低層階や中層階で感じていたデメリットは感じられなくなります。
例えば、10階以上の高層階に住めば外からの視線が気になることはありません。
蚊やハエなどの虫の侵入も少なくなり、快適になります。

10階に住むデメリット

マンションの高層階に住むことに憧れる人は多いでしょう。
しかし、高層階にもデメリットがあります。

例えば、地震があったときは低層階よりも大きな揺れを感じるでしょう。
しかし、それは耐震性がないわけではなく、むしろ地震で崩壊しないように建物が揺れているだけなので悪いことではありません。
しかし、高層階だと地上にいるときの2~3倍は揺れるので、恐怖を感じるかもしれません。
高層階に住む場合は、揺れの対策として家具を固定したり、食器が落ちて割れないようにしたりしておくと安全でしょう。

他のデメリットとして、マンションの10階に住んでしまうと家から出かけなくなるという可能性もあります。
それは、高層階に住むと外に出るためのエレベーターでの昇り降りが面倒になるからです。
さらに、食事をとるにしてもデリバリーサービスを頼めば家から出ずに済んでしまいます。
部屋にこもりっぱなしにならないように運動する習慣をつける工夫が必要でしょう。

また、上層階は同じマンションの中でも家賃が上がりやすいです。
家賃負担が高いと支払っていけないという人は高層階に住むべきではありません。
一般的には「家賃は収入の三分の一」とも言われています。
収入に見合った物件を選ぶようにしましょう。

マンションの10階の住み心地については詳しくはこちらをご覧ください。

何階に住むのがベストなのか

ここまで、各階に住むメリット、デメリットを紹介してきました。
それでは何階に住むのが正解なのでしょうか。実は、何階に住むべきかという疑問に正解はありません。

それは、何階がベストなのかは人によって異なるからです。
それではどのようにして住むべき階を決めるのかというと、優先事項を決めて選択していくことになります。
ここからは、優先事項ごとのおすすめの階について説明していきます。

日当たりの良さや静かさを優先したい人

マンションを選ぶうえで日当たりの良さや静かさを優先したい人には、マンションの高層階がおすすめです。
階が高い方が日当たりや風通しが良くなります。
さらに、周辺の交通音や虫の侵入も少なくなるので快適な暮らしができるでしょう。

家賃を抑えたい人

何よりも家賃の負担を下げたいという人には、マンションの中でも低層階がおすすめです。
同じマンションの中ならどの部屋も同じような価格なのではと思う人もいるかもしれません。

しかし、実際は、高層階の方が価格は高くなります。
家賃負担を下げたいのであれば高層階は避けた方が良いです。
社会人になりたてで貯金をしたい人などには、高層階よりも低層階、中層階の方がかえって便利でしょう。

安全性を確保したい人

防犯面を重要視するなら、1階は避けるべきです。
マンション自体のセキュリティが充実していたとしても、高層階と比べると簡単に侵入できてしまいます。

また、意外なことに、防犯上の理由であれば最上階も避けるべきです。
最上階は空き巣や泥棒が侵入しづらそうなイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし、実際は屋上の方からロープなどを使って侵入できてしまうのです。
そのため、防犯上の理由でいくと最上階も選ばない方が良いでしょう。

子育て世帯の場合

小さな子どもがいる場合は、低層階をおすすめします。
それは、高層階だと移動が大変だからです。

小さな子どもがいると外に出る機会も多いでしょう。
そのたびにエレベーターで下の階へ降りていくのは面倒です。

さらに、高層階だと誤って転落する危険性もあるので、1階や低層階の方が安心です。
他にも頻繁に外出することになる人にとっては、エントランスが近く、エレベーターでも階段でも外に出られる低層階が向いているでしょう。

まとめ

今回は、マンションの各階の特徴と何階に住むのがベストなのかについて説明してきました。
マンションの何階に住むべきといった正解はありません。
それぞれの階の特徴を理解し、自分とって最適な階を選ぶことが重要です。
間違っても自分の予算やライフスタイルに合わない物件は選ばないようにしましょう。

マンションの住み心地に影響するのは階数だけではありません。
その周囲の環境もとても重要です。
もし気になる物件が見つかったときは、実際に内覧してみると印象が変わるかもしれません。
同じ物件でも、低層階から高層階まで一度幅広く検討してみると良いでしょう。