スマイルシティを掲げる山口県山陽小野田市の情報まとめ【リースバック】

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山口県山陽小野田市の概要
山口県山陽小野田市は、将来都市像に「活力と笑顔あふれるまち」を掲げており、「スマイルシティ山陽小野田」を市のキャッチフレーズとしています。この山陽小野田市は中国地方山口県の南西部に位置する都市で、下関市、宇部市、美祢市と接しており、福岡県北九州市との関係の深い関門都市圏の一部でもあります。本市は優れた自然環境に包まれており、里山・河川・干拓地に拡がる田園地帯や海などの豊かな自然、森と湖に恵まれた公園や海や緑に囲まれたレクリエーション施設などがあります。また、市内には山陽自動車道やJR山陽新幹線が走り、高速交通網の利便性も高いまちです。気候は典型的な瀬戸内気候であり、一年を通じて温暖で過ごしやすく、産業立地としても好条件な地域です。
「山陽小野田市」という市名は合併前の旧市町名を並べたもので、このような名前が漢字5文字によって構成されている市は、2020年時点でなんと日本で唯一であるというレアな市名でもあります!市の花は「ツツジ」と定められており、江汐公園など市内の公園や道沿いに植えられていて、市民のみならず観光客にも癒やしを与える存在です。市の木は常緑高木で縁起の良い木とされている「クロガネモチ」であり、市内の街路樹や公共施設などでも見ることができます。
山陽小野田市には、国の重要文化財である近代化産業遺産、「旧小野田セメント製造株式会社竪窯(きゅうおのだせめんとせいぞうかぶしきがいしゃたてがま)」があります。この窯は「小野田セメント徳利窯」(とっくりがま)とも呼ばれています。この窯は、日本に完全な状態で存在する唯一のセメント焼成用竪窯であり、近代窯業史において非常に高い価値があります。西日本における建設事業の近代化を支えた旧小野田セメント製造株式会社の中心的施設である小野田セメント徳利窯は文化的に非常に重要なものであるといえます。JR南小野田駅より徒歩3分とアクセス良好なので、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
山口県山陽小野田市の特徴
それではここから山陽小野田市の特徴について、魅力的な観光名所と1年間のイベント、特産品に分けて紹介していきます。
観光名所
本山岬公園
本山岬公園は周防灘に面した公園で、その中でも巨大な奇岩はこの公園の名物となっています。長い年月をかけて風と潮に削られたこの奇岩は、潮が引いた干潮の時にしか見ることのできない自然の造形美であり、この公園を訪れた多くの人が写真に収めています。
江汐公園
公園内は自然が豊富で、特に秋は美しい紅葉を見ることができ、公園の至るところで赤や黄色に色づいたもみじを鑑賞することができます。また江汐湖にそってはえているもみじは「青もみじ」であり、秋の紅葉シーズンではなくても各季節ごとの葉の色合いを楽しむことができます。もみじ以外にも辺り一面にとてもきれいな花が咲いており、広々としているためとても気持ち良い時間を過ごすことができます。ジョギングや散歩にもうってつけです。
山陽オートレース場
日本国内におけるオートレース場は、2016年に廃止された船橋オートレース場を除き、全部で5ヶ所あります(伊勢崎・川口・浜松・山陽・飯塚)。そのうちの1つが山陽小野田市にある山陽オートレース場です!このオートレース場は全5ヶ所あるオートレース場のうち、最も走路の状態が良好であるとされています。アクセスも山陽本線の埴生駅から徒歩圏内と好立地となっています。
1年間のイベント
- 3月:山陽小野田ふるさと凧あげフェスティバル
- 4月:江汐公園つつじまつり寝太郎まつり
- 5月:復活!住吉まつり
- 7月:やけの美夕フェスタおのだ七夕祭り
- 10月:お祝い夢花火
- 11月:厚狭秋まつり
特産品
山陽小野田市には「山陽小野田名産品」と呼ばれる、山陽小野田市内で製造、加工、または生産され、山陽小野田名産品推進協議会によって審査・認定された商品があります。海鮮やお菓子、日用品などもあるなか、特にお酒については、「龍王山」「山口ワインAsagi-浅葱-」「大吟醸 山猿 斗瓶取り」「米焼酎寝太郎43度」などこだわりの地酒が用意されています。お酒好きな方は一度試してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した観光名所やイベント、特産品はほんの一部で、山陽小野田市は他にもたくさんの魅力的な観光名所やイベント、特産品などを持つ魅力的な市だと言えます。
山口県山陽小野田市の現状と課題
山陽小野田市の現状において、最も重要度の高い課題は「人口減少」にあるということができます。本市の人口は、1960年から1970年にかけて減少し、その後徐々に回復したものの1985年をピークとして再び減少傾向へと転じ、現在に至るまで人口減少は続いています。2015年時点での本市の総人口は62,671人となっており、25%程度人口が減少したことになります。年齢区分別の人口では少子高齢化が進んでいます。生産年齢人口は1990年以降は減少傾向であり、生産年齢人口が35,000人を下回った2015年時点では、高齢化率は31.2%となっており、超高齢社会(高齢化率 21.0%以上)となっています。 このような人口の減少から、山陽小野田市では就業者人口の減少も生じています。第一次産業、第二次産業への就業者数は、ピーク時と比較してそれぞれ約5割、約3割ずつ減少しており、第三次産業への就業者数は横ばいとなっています。市民へのアンケート調査(期間2017年11月27日〜12月15日・対象者18歳以上の市民2,000人)では、「『サンパーク・公園通り周辺』、『小野田駅周辺』、『厚狭駅周辺』いずれも飲食店、娯楽施設が不足している」といった声や、「『埴生支所周辺』については、病院や診療所が不足している」といった意見が多く見られています。特に病院や診療所が不足しているという現状は、少子高齢化が進むことが予測されている山陽小野田市にとっては重要な課題です。一方、山陽小野田市に訪れる観光客数は増加傾向にあり、その要因としてはゴルフ場や観光農園への来場者数の増加が挙げられます。他にも製造品出荷額についても増加傾向にあります。
このような現状から、山陽小野田市の今後について人口と経済の観点からまとめると以下のようになります。観光業の進展などポジティブな面はたしかに存在する一方で、「人口減少」という大きな問題を抱えているのが山陽小野田市の現状です。
人口
- 人口減少、少子高齢化が今後も進展していくことが考えられます。
- 産業人口が減少し、特に「農業」「林業」「漁業」等の担い手の人口減少高齢化が加速していくことが予測されます。
- 土地利用において、用途地域内の人口減少が予想されます。
- 人口減少に伴い市の財政状況が悪化し、社会保障等のサービスが硬直化する可能性があります。
経済
- 第一次産業、及び第二次産業における就業者数の減少が著しく、歯止めのかからない状況です。
- 商業ついては横ばい傾向にありますが、各商店街の事業者数は大きく減少してきています。
- 山陽小野田市への観光客数は増加傾向にあります。
- 製造品出荷額についても増加傾向にあります。
山口県山陽小野田市の数値データ
人口
- 面積:133.09平方キロメートル(南北約20km東西約15km)
- 人口:62,671人(男29,545人、女33,126人)(平成27年国勢調査)
- 世帯数:25,740世帯(平成27年国勢調査)
インフラ
- 上水道普及率:99.4%(山口県内第2位)(山口県生活衛生課「山口県の水道の現況」)
- 市町村道舗装率:98.2%(山口県内第2位)(山口県道路整備課「山口県の道路現況」)
山口県山陽小野田市でリースバックを検討するなら
ここまで山口県山陽小野田市についてご紹介してきました。山陽小野田市には、特に観光業という側面から非常に魅力的なものが多くあるということをおわかりいただけたのではないでしょうか。しかしながら、本市は「人口減少」という大きな問題を抱えており、不動産という観点からは売却という選択肢もあります。以下に山口県山陽小野田市の不動産を売却するメリットとデメリットについてまとめていきます。
メリット
- 「人口減少」が確実視されているなかで、本市の不動産を購入したいと考える買い手も減少することが考えられ、時間が経つにつれてリースバックのマッチング自体が難しくなります。早期の売却を検討することで、買い手の流動性を一定程度確保することができます。
- 市が「人口減少」「第一次産業第二次産業」「商業の不活性化」等の重大な課題を抱えていること等による、不動産価値の低下を早期の売却によって対策することが可能です。
デメリット
- 山陽小野田市への観光客数は増加傾向にあります。観光関連事業の売上は増加が見込まれるため、該当事業を行うことのできる不動産については売却をしないほうが収益的となる可能性があります。
- 製造品出荷額についても増加傾向にあるため、製造工場等の将来の不動産価値は現在の価値よりも高くなる可能性があります。
現在、山陽小野田市でのリースバックにおける、不動産全般の平均売却価格は1,279万円となっており、広さ当たりの価格に換算すると5.2万円/平米となっています。また価格の内訳を詳細に見ていくと、土地640万円、一戸建て1,518万円、農地66万円、山・林地87 万円となっています。
また、山口県内における山陽小野田市のリースバックのデータは以下のようになっています。
- 取引価格:不動産の平均取引価格は山口県で9番目の高さとなっています。
- 取引単価:不動産の1㎡当たりの平均取引単価は山口県で10番目の高さとなっています。
- 取引回数:不動産の平均取引回数は山口県で8番目の高さとなっています。
以上、これらの売却価格相場を参考として、リースバックをご検討していただければと思います。