伊藤公資料館のある山口県光市での不動産に関する参考情報

今回は、山口県光市についてご紹介します。光市にお住まいでリースバックを考えているような方は、光市についての様々な情報を組み合わせ、それらの情報を吟味して売却の判断を行う必要があります。
今回は市政情報や数値情報などを具体的に出しながら市の特徴を説明し、リースバックを検討されている方をサポートしたいと思います。
最後の方には最も重要な不動産価格についての情報も載せているので、是非最後までご覧ください!
Contents
山口県光市について知る
山口県光市の概要
山口県光市は山口県の東南部に位置しており、周南工業地帯の東部に位置しています。瀬戸内海国立公園の一角をなしており、その位置づけから自然豊かな街並みとなっています。市の中心部は島田川の沖積平野上に位置しており、市内中央部の両端にある室積海岸や虹ケ浜海岸には、この川により運ばれた土砂で陸繋島が作られています。海岸だけではなく、小高い丘も多く梅の木が多く植えられていることで有名です。春には「梅まつり」を楽しむことができます。こうした自然豊かな街並みということもあり、山口県住みやすさランキングの第7位にランクインしました。
山口県光市は比較的新しく合併して誕生した自治体です。平成16年10月4日に旧光市と旧大和市が合併したことにより誕生しました。
光市は日本初のおっぱい宣言都市として有名です。市の公式HPによると、 「おっぱい(胸)でしっかりと子どもを抱きしめ、愛しむ、愛情豊かなふれあいの子育て」を、お母さん、お父さんだけでなく、地域のみんなで進め、応援していきましょう という宣言です。
この宣言は「地域ぐるみの愛情豊かなふれあいの子育ての推進」を表現しています。こうした宣言もあり非常に子育て支援が充実した自治体だと言えます。
山口県光市の歴史
光市は幾度となく合併を繰り返してきた珍しい自治体だと言えます。戦後初めて光市ができたのは1943年の4月1日まで遡ります。当時の光町、室積町が新設合併して光市が発足しました。1955年の7月1日には周防村と新設合併し、新たな光市が発足しました。1957年4月10日には、光市の一部である大字立野の一部を大和村に編入しました。そして2004年10月4日に大和町と新設合併し、現在の光市が改めて発足しました。このように新設合併を繰り返している自治体はあまり聞かないですよね。
山口県光市の観光情報
山口県光市の観光情報についてもまとめてみました。
①冠山総合公園
光市最大級の公園「冠山総合公園」は、地元民にも観光客にも愛される市内最大級の公園です。公園内には、梅の里、こどもの森、オートキャンプ場、芝生広場などがあり、老若男女問わず楽しめるスポットです。
四季の花木も充実しており、さくら、ぼたん、ばら、はなしょうぶなど季節ごとに魅力的な花木が咲いています。とくに注目したいのは春と秋に開催されるばら祭りです。光市の人気の花まつりの一つで、約330種、1400株ものばらが花を咲かせています。冠山総合公園はアクセスも良好なので、期間中には多くの地元民や観光客が訪れます。
春のバラの見頃は5月上旬から5月下旬にかけてです。秋のバラの見頃は10月下旬から11月中旬までです。インスタグラムなどのSNSにも多くの写真が投稿されており、ばらやお花好きにはたまらないお祭りになっています。
次に説明する室積海水浴場にも近いので、観光の際にはセットで訪れるのもいいでしょう。
②室積海水浴場
室積海水浴場は瀬戸内海国立公園に位置しており、約5kmにわたって続く海岸が美しいです。ここは「日本の渚百選、快水浴場百選」にも選ばれているような日本有数の海水浴場です。キャンプ場も併設されていることから、近年大学生にも大人気のスポットです。また、釣り人にも人気のスポットになっています。約2.4kmの長い砂浜が続いているので、投げ釣りには絶好のスポットといえるでしょう。駐車スペースも完備されているので、家族連れはもちろんのこと、友人との思い出づくりにも最適です。本格的な投げ釣りをされる方は、キスやカレイも狙えるそうです。
③伊藤公資料館
伊藤公資料館には、初代内閣総理大臣の伊藤博文の遺品などが展示されています。れんが造りのレトロな雰囲気が特徴です。展示されている資料からは、幕末から明治末までの日本の動向などについて知ることができます。実際に使用していた家具や大礼服までも展示してあり、伊藤博文の肖像画入りの旧千円札の第一号券も展示してあります。また、生家と旧伊藤博文邸の間に位置していることから、「利助と博文を結ぶトンネル」という要素も含んでいます。歴史に関心のある人や日本史が好きな人にはかなり魅力的な施設ではないでしょうか。
山口県光市の市政情報
山口県光市の市政の特徴として、「おっぱい都市宣言」「自然敬愛都市宣言」「安心安全都市宣言」の三つの都市宣言を掲げた町づくりをしているという特徴があります。この三つの宣言について詳しく解説していきます。
おっぱい都市宣言
この宣言をもとに、市民の子育て支援に取り組み、次世代の子供たちが夢と希望を持つような愛情あふれるまちづくりを目指しています。この都市構想の施策の柱として、①子育てを楽しみに家族が育つ②全ての子供たちが幸せに育つ③子育てを大切にする地域が育つという柱があります。具体的には、子育ての経済的負担策、子育てによる心理的負担策、多様な保育ニーズへの対応策、職場での子育て支援推進策、子育てを楽しむ意識の啓発などが行われています。この住民規模でこのように充実したサポートをしてくれる自治体はなかなかありませんよね。「おっぱい都市」と名乗るだけでもハードルは上がりそうですが、しっかりとしたサポート体制が確立されているようです。
自然敬愛都市宣言
二つ目の宣言下では主に自然を生かした施策について記されています。市が発表している第二次光市環境基本計画では、将来の街のイメージとして、低酸素社会の実現や循環型社会の実現を掲げています。光市は本当に多くの自然で囲まれており、有名スポットのほとんどは自然によるものです。例えば、冠山総合公園、フィッシングパーク光、萩の平展望台、島田川河川公園、虹ケ浜海岸松林などがあります。自然環境を配慮した生活環境を作るために、里山の保全活動や樹木の植栽など、地域一体となり取り組んでいます。住民の皆さんで団結して環境保全に努めようとしています。
また、この自然を有効活用しようと、移住・定住促進政策も盛んにおこなわれています。事業内容としては、光市空き家情報バンクのウェブサイト運用、空き家回収等助成事業、ひと・しごと定住総合支援事業などがあります。
安心安全都市宣言
三つ目の宣言下では、主に自然災害や病気、急な市民生活上での問題など、様々なリスクに対して可能な限り逓減を図り、市民が安心安全に暮らせるような街を目指そうという内容が記されています。5つの目標を掲げ、老若男女全ての市民が安心して暮らせる街づくりを行っています。
*参考https://www.city.hikari.lg.jp/index.html
山口県光市の交通情報
交通に関しては、鉄道、バス、航路があります。
鉄道は、JR西日本の山陽本線が走っており、岩田駅、島田駅、光駅があります。
バスは、中国JRバス、防長交通バス、ひかりぐるりんバス、光市営バスの4社の路線バスが走っています。高速バスに関しては、2014年3月末限りで「福岡ー防府ー周南ライナー」の運行区間が短縮されたことにより光市内を発着とするバスは存在しません。
航路は、牛島海運有限会社により光市の室積港と離島である鵜島を結ぶ航路を運航しています。
山口県光市の数値情報
人口 ※令和4年10月末日時点
人口は2022年10月末日現在で19604人です。
世帯数は23525世帯になります。
うち、小学生は約2000人、中学生は約1000人です。
人口の推移を見ていくと、1984年の58715人を境に年々減少しています。
2020年の国勢調査では、市の人口は49821人であり、1984年と比較するとこの36年間で約8900人の減少が見られ、約15%の減少となっています。今後も人口減少が考えられることから、市は様々な子育て支援策を打ち出しているのでしょう。
*参考https://www.city.hikari.lg.jp/soshiki/1/kikaku/1_1/1985.html
https://www.city.hikari.lg.jp/material/files/group/6/sankou.pdf
面積
面積は92.13km²です。
山口県の総面積は6112.5km²ですので、山口県の約15%を占めています。
人口密度
人口密度は530人/km²です。
上記で「人口減少している」と話しましたが、一般的に過疎地域型自治体の人口密度は約km²だとされているので、過疎地域というまではないようです。
*参考『アパマンショップ』「市区町村別 コンビニの数ランキング(静岡県)」
病院数
日本医師会による「地域医療情報システム」によると、一般診療所数:20、病院:6、歯科:21という数値になっています。人口10万人当たりの施設数で換算してみると、全国平均を若干下回るので、人口に対する医療設備は割と整っているほうだと言えます。
*参考https://jmap.jp/cities/detail/city/35210
学校数
幼稚園は7園あり、小学校は10校あり、中学校は6校、高校は3校(内公立高校は2校) という数値になっています。
*参考https://www.city.hikari.lg.jp/soshiki/9/gakkokyoiku/kosodate/2/1125.html
コンビニ数
山口県のコンビニ数ランキングでは、光市は9位につけています。
コンビニ数は16カ所で、病院数と同じく十分な数が揃っているといえるでしょう。
*参考https://www.apamanshop.com/yamaguchi/townpage/ranking/town-convenience/
まとめ、不動産情報
今回は山口県光市について紹介いたしました。光市は、三つの特徴的な宣言をしている面白い都市です。その宣言のもとにとくに子育て面で充実したサポート体制が整っており、非常にお子様持ちの家庭にとっては魅力的な街といえるでしょう。
土地柄についても、自然あふれる街並みが特徴的で、都会独特のストレスがなく生活できる点も魅力の一つだと言えそうです。
ここで不動産関連の情報を簡単に掲載しておきます。
売却価格は、一戸建てだと最小値で370万円、最大値で2400万円とばらつきがあります。これらを平均すると平均売却価格は1617万円になります。
今年はマンションは取引されていなかったので一戸建ての売却動向のみを見てみると、前半期が1142万円、今半期が1088万円と54万円減少しています。
一戸建てに限定せず土地の売却動向を見てみると、前半期が942万円、今半期が1114万円と172万円も上昇しています。
リースバック会社のホーム4の統計によると、光市の不動産に関して、直近半年で平均売却価格は上昇しています。とくに光市は戸建ての売却が増加しています。
これらの不動産情報や、市内人口は若干減少傾向にあることも踏まえ考えると、不動産購入の需要は今後下がる見込みがあると考えられるでしょう。
ですので、今需要が最大ともいえる山口県光市の不動産の売却を今のうちに検討してみるのもいいのではないでしょうか。
個人的には、売ろうかどうか迷っているようであれば、今のうちに売却する方がお得だと思います! これらの情報を吟味したうえでリースバックを検討いただければと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。