【全国「住みよさランキング」上位常連のまち!】山口県下松市が、住む人からも評価が高く快適な理由は?

山口県下松市に不動産をお持ちの方で、その売却時期について悩まれている方や、実際の売却価格がどのくらいなのか知りたい方はいらっしゃいますか? 下松市は、全国「住みよさランキング」で何度も上位を獲得しており、昨年はなんとベスト10入りを果たしています。今回は、そんな下松市の魅力や地域の特性をご紹介した上で、実際の不動産の売却価格や、土地代の推移をまとめています! 下松市に不動産をお持ちの方が、知っておいて損はない情報を集めているので、ぜひご覧ください。

下松市の基本データ

下松市は、総人口5万7,190人、世帯数2万6,786世帯です。(2022年10月末時点) 面積は89.35㎢で、東西に12.7㎞、南北に20.6㎞と、コンパクトなまちです。
山口県の南東部に位置し、北西は周南市、東は光市と隣接しており、南は瀬戸内海に面しています。 沖には、笠戸島および古島を有し、内海を抱えたような形になっています。南部は瀬戸内海に面し、国際拠点港湾である徳山下松港とともに、大規模な工場が複数あります。

下松市についてさらに詳しく!

下松市は、海と山、歴史と文化、商業と工業のバランスがよく、生活に欠かせない自然と都市機能が調和した、住みよい場所であるということを、市のホームページや観光サイトなどでもPRしています。

海と山

下松市には、本土と笠戸大橋で結ばれている、「笠戸島」があります。瀬戸内海国立公園に指定されている、自然豊かな島です。「笠戸島家族旅行村」というキャンプ場や、「はなぐり海水浴場」という、家族で海水浴が楽しめる海があります。
他にも、美しい瀬戸内海を一望できる露天風呂と、地元の海の幸を存分に堪能できるレストランがある「国民宿舎 大城」や、水産業が学べる「ひらめきパーク笠戸島」という栽培漁業センターなどの施設もあります。

歴史と文化

下松市は昔、青柳浦(あおやぎうら)と呼ばれていました。
推古天皇3年(595年)の時代に、青柳浦の「松」の木に大きな星が降りてきて、7日7夜輝き続けたといいます。その際、「この地に百済の王子がやって来る」とのお告げがあり、3年後、百済から聖王第3王子の琳聖太子がこの地を訪れたそうです。この、松の木に星が降る伝説が「下松」と呼ばれる由来となっています。

また、この伝説の星になぞらえ「スターピアくだまつ」という名が付けられている、下松市の文化会館では、毎年コンサートや演劇などの催しが行われています。

商業と工業

1990年代までは、下松の地には田園地帯が広がっていましたが、山口県道41号下松鹿野線のバイパス建設や、道路の整備に伴って、郊外型商業が盛んになりました。

大正時代からは工業都市として発展し、現在でも大規模な工場が複数存在します。周南コンビナート(瀬戸内工業地域の一部)の一部として、鉄道車両や船舶などの輸送関係から鉄鋼、半導体製造に係るハイテク産業まで、幅広い製造業のまちとして様々な「ものづくり」が行われています。

「日立製作所笠戸事業所」では、新幹線や一般電車、地下鉄、モノレールなど国内外の鉄道車両を生産しています。
また、東洋鋼鈑下松事業所、中国電力下松発電所などもあります。

住みよさランキングベスト10!その理由は?

下松市は、全国「住みよさランキング」の上位常連であることから、とても住みやすいまちであると言えます。では、その具体的なデータと、住民から高評価を得る理由について、もう少し詳しく探ってみましょう。

「住みよさランキング」とは

住みよさランキング」とは、全国792市と、東京都特別区(千代田区、中央区、港区を除く)の計812市区の都市力を比較する、東洋経済新報社による統計ランキングです。病床数や、子ども医療費助成などの「安心度」、小売販売額、大型店店舗面積などの「利便度」、水道料金、都市公園面積、日照時間などの「快適度」、財政力指数、持ち家世帯比率などの「富裕度」、それから「住居水準充実度」の5つがあります。

2022年度の「住みよさランキング」では、山口県下松市は13位という結果でした。過去最高順位であった、2021年度の10位からは下がったものの、上位をキープしています。
中四国9県では2021年度に引き続き2位と、貢献しています。

ちなみに、山口県内で100位以内は下松市のみで、光市が204位、周南市は249位と、下松市が、同県内の他の地域に比べて、圧倒的な差をつけています。

また、複数カテゴリーのうち「快適度」は2021年度で3位に浮上しており、2022年度は10位と、連続でベスト10入りしています。

上位を維持している理由

では、「住みよさランキング」で上位になる理由とは、いったいどのような点が挙げられるでしょうか? まず最初に挙げられるのは、子供の医療費や保育料の助成が充実しているという点です。
また、多数の福祉施設で構成されている「ふくしの里」という施設があるなど、福祉施設も備わっています。

「快適度」が高評価を得る理由としては、水道料金が全国の市で6番目に安く、一般家庭の平均月額は1,833円と、非常に安価で良い水を提供しているという点が挙げられます。

また、穏やかな瀬戸内海に面している下松市は、一年中過ごしやすい温暖な気候です。

2018年(平成30年)現在、市内の商業施設における大型店の占有率は85%となっているため、生活に不便さを感じないのも大きいでしょう。 近隣への交通アクセスも良いため、働く場所としても便利です。

下松市は、今も人口が微増傾向で、財政面も実質公債費比率が3.5%と、良好であると言えます。

これらの理由と魅力からも「住みやすいまち」という言葉がピッタリで、住みよさ実感のまちづくりを目指して、市が活発に動いていることがわかりますね。

こういった評価を踏まえて、下松市内に移住したいという方や、下松市の中古マンション・一戸建てなどの不動産を探される方は、今後も多くいらっしゃると予想できます。

リースバックの目線から見た下松市の情報

土地代のデータ

山口県下松市の、最新公示地価は平均4万5652円/㎡(2022年)、坪単価では平均15万0917円/坪で、全国順位は450位です。前年からの変動率は+0.08%で、変動率の全国順位は345位です。

下松市の最新基準地価は平均4万2913円/㎡(2022年)、坪単価では平均14万1862円/坪で、全国順位は433位です。前年からの変動率は+0.42%で、変動率の全国順位は349位です。

近年の、公示地価の最高価格は、1999年の8万2350円/㎡、最低価格は2018年の4万5115円/㎡です。基準地価の最高価格は、1999年の7万5117円/㎡、最低価格は1983年の4万1152円/㎡です。

宅地の平均価格は4万0457円/㎡、坪単位では13万3742円/坪、変動率は+3.66%です(2022年)。商業地の平均価格は6万4677円/㎡、坪単価では21万3810円/坪、変動率は+0.19%です(2022年)。

下松市は住宅地としての人気も高く、山口県の基準地価順位において、上位に挙げられる地点もあります。下松市内に不動産をお持ちの方は、ぜひ一度、ウェブ上の一括査定などをして、具体的な売却価格を調べてみたり、近年の売却価格の動向を知っておくことをオススメします!

*参考https://tochidai.info/yamaguchi/kudamatsu/

売却価格の相場

では、下松市の不動産が、実際どのくらいの価格で売れているのか、売却価格の相場を見てみましょう。

中古マンション・・・平均価格は2375.0万円。坪単価の平均は73.1万円で、平均の築年数は14年です。(2022年11月) 下松市における過去6年で最も売却価格が高い年度は2020年の21.9万円/㎡、最も低い年度は2017年の20.8万円/㎡となっています。2022年10月に比べると、2022年11月現在の価格は上昇傾向です。
なお、築年数8年以内のマンションや、駅から近いマンションは、平均の価格よりも高く売れやすい傾向にあります。購入に興味がある方もいるため、売却を検討されている場合は、ぜひ一度、ウェブサイトなどを使って価格の査定をしてみるのがオススメです。

中古一戸建て・・・平均価格は2,431.39万円。(2022年11月)

不動産情報サイトのアットホームによれば、2021年11月に比べると、2022年11月現在の価格は上昇傾向です。築年数別に見ると、築3年以内は2,754.05万円、築10年以内だと2,785.49万円、築20年以内は2,741.89万円と大きな差はなさそうです。下松市は住宅地として人気が高く、早い段階から売りに出しても良さそうなので、売却を検討されている場合は、ぜひ一度、ウェブサイトなどを使って価格の査定をしてみるのがオススメです。

まとめ

今回、山口県下松市の住みよさの魅力と、リースバックの動向についてまとめてみました。
実際に生活されている人々から「住みよいまち」と高評価を受ける下松市は、快適に子育てや社会生活を送る環境が整っており、住宅地としての人気が非常に高い地域であると言えます。

そのため、下松市に不動産をお持ちの方は、今のうちからその売却について前向きに検討されることをオススメします!

なお、web上の一括査定のサイトなどで売却価格を比較してみると、より高く売れる会社などもわかるのでとても便利です。また、専門家の知識は必要不可欠なので、不動産会社、不動産鑑定士、マンション管理士、土地家屋調査士、宅地建物取引士などにしっかりとご相談の上で、判断するのが良いでしょう。

*参考

下松市ホームページ

下松市観光協会