【おいでませ!西の京やまぐちへ】山口県山口市の歴史や、リースバックに役立つ情報を、イッキにご紹介!

山口県は、本州の西端に位置します。風害・水害が少なく、震災などによる被害もほとんどないため、住みやすい土地としても知られています。
その中でも、県都である山口市はどのようなまちなのでしょうか。
また、山口市の不動産をお持ちの方で、その売却に悩まれている方や、「所有している不動産の価値が、今後どのようになるのか?」「いつ売ればより高く売れるのか?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、山口市の特長や、同市で売却されたマンションなどの実際の価格変動などを踏まえながら、リースバックに必要な情報をご紹介していきます!
Contents
「西の京 やまぐち」ってどんなまち?
人口、面積
人口総数は、192,100人です。(令和4年11月1日現在)
面積は1,023㎢、県内一の広さです。
地勢や気候
山口市は、本州の西端・山口県の中央部に位置しています。南は瀬戸内海、北は島根県と萩市、東は防府市と周南市、西は宇部市と美祢市に隣接しています。
平成17年10月、旧山口市と、小郡町・阿知須町・秋穂町・徳地町の1市4町が合併し、新「山口市」となり、平成22年1月には阿東町とも合併したことで、さらに市域を広げました。
山口市の地形は、その大部分が山や川に囲まれた盆地です。そのため、夏は暑く冬は寒いといった、盆地ならではの気候が特徴的です。
しかし、市の西部は秋吉台のカルスト台地が近く、夏でも比較的涼しい地域となっています。
山口市は「便利な田舎」
子育て
山口市は、山口県の県庁所在地で、市内で最も広い面積を持つ一方、「田舎」のイメージから「暮らしに不便さがあるのでは?」と感じている方も多いと思います。
たしかに、都会のような高層ビルや公共交通機関の発達はないものの、子育てに必要な教育関連施設においてはとても充実しています。
山口市は、近隣の市町村と合併を繰り返してきたことから、それぞれの地域に小・中学校が存在します。
公立の小学校は33校あり、中学校は公立・私立合わせて20校あります。保育園や幼稚園も、公立・私立ともに充実しています。
市内に国立の山口大学があることから、付属幼稚園・付属小学校や中学校もあります。高校も県立・私立で10校あり、大学も国公立・私立と両方があるので、市内で暮らし続けながらでも、義務教育から高等教育までしっかりと選択肢があるといえます。
また、子どもの医療費についても助成制度が整っており、申請が通ると自己負担なしで病院に通えます。小学校就学前の子どもに関しては父母の所得制限がありません。ただし、就学後から中学校卒業までは、父母の住民税非課税という条件がつきます。子を持つ親にとって、子どものケガや病気にかかる負担が減ることは、経済的にも助かりますね。
交通網と産業
山口市は、県の中央に位置する交通の要所であるため、運送業や卸売業などの流通業が多く進出しています。年間の商品販売額が県内1位となるほど、第3次産業が盛んです。
医療機器メーカーのテルモ山口㈱や、医薬品メーカーの小野薬品工業㈱が山口テクノパークに進出しています。山口テクノ第2団地には、ユニクロで有名な㈱ファーストリテイリングの本社があります。グローバルなものづくりの分野も発展しています。
また、山口市では、新たな産業・技術の発達に向けて、産学公連携に力を入れています。(公財)やまぐち産業振興財団、山口大学、山口県立大学、山口学芸大学などが、山口県や山口市の産業支援施策と連携して、新商品や新事業に対する支援を行っています。
とくに、(公財)やまぐち産業振興財団は、各段階のニーズに合わせた細かい支援を実施しています。
文化都市、山口市の魅力
歴史と偉人
現在の山口市にあたる山口のまちは、室町時代に大内氏の本拠となっていました。応仁の乱を逃れてきた文化人を招いたことで京都の文化が広まり、日明貿易を行うなど「西の京」として栄えました。雪舟やフランシスコ・ザビエルもこの時代に滞在していた人物です。
幕末期に長州藩を治めていた毛利氏は、政庁を萩から山口に移し、討幕運動を行いました。
山口市は現在も、多くの史跡とともに先人たちから受け継いだ歴史や文化、維新の名残がある素敵なまちです。
自然
山口市は県のほぼ中央部に位置し、豊かな自然があふれるまちです。
椹野川(ふしのがわ)が市域の中央を流れ、その中流域の支流である一の坂川では、ゲンジボタルを見ることができます。
兄弟山(おとどいやま)、鴻ノ峰(こうのみね)、鳳翩山(ほうべんざん)などの山にも囲まれ、とくに鳳翩山は県都山口市のシンボルとなっています。
国指定の名勝地「長門峡(ちょうもんきょう)」や、「十種ヶ峰(とくさがみね)」などたくさんの観光スポットも点在しています。
瀬戸内海沿岸に位置した、秋穂地区(あいおちく)・阿知須地区(あじすちく)には、 海水浴はもちろん、「山口県立きらら浜自然観察公園」などのレジャー施設もあります。
おいでませ、山口へ。
観光スポット
山口市の観光スポットといえば、湯田温泉が有名です。「白狐が見つけた」という言い伝えがあり、湯田温泉駅には大きな白狐のモニュメントが建っています。無料の足湯もいくつかあって、市民や観光客に利用されています。湯田温泉には、山口市出身の詩人、中原中也の生家である中原医院があったため、その跡地には遺品、遺稿が展示された「中原中也記念館」が建てられています。
また、鉄道の近代化に伴い、一時姿を消していたSLが、自治体やファンなどの活動によって1979年8月に復活しました。「貴婦人」の愛称で知られる蒸気機関車「C571」は今、「SLやまぐち号」として愛されており、新山口駅、湯田温泉駅、山口駅を通る昔ながらの機関車の旅を楽しめます。
他にも、「山口サビエル記念聖堂」や、日本三名塔のひとつ「国宝瑠璃光寺五重塔」、「常栄寺雪舟庭」(国指定史跡名勝)といった場所も有名です。「八坂神社本殿」などの国重要文化財も多く残っており、山口県出身の政治家や文人らに親しまれた「菜香亭」などもあります。
イベント
観光地である湯田温泉では、8月に「山口七夕ちょうちんまつり」が開催されます。室町時代、大内氏が行った盆供養に由来するとされており、赤い提灯で彩られる景色は、夏の風物詩のひとつとなっています。
また、「山口祇園祭」も開催されます。この祭りも、大内氏が取り入れた京文化の影響を受けており、京都の祇園祭では伝承が絶えた「鷺の舞」を見ることができます。
お土産、食
山口の特産品といえばフグが有名ですが、それは海沿いに限られます。内陸部の山口市では、県全体でも名産品となっている外郎や、地元産の米や野菜などをふんだんに使った「ケンチョウ」という郷土料理が有名です。他にも、「小郡まんじゅう」や、特選大吟醸「山頭火」などお土産に喜ばれるものが、各エリアの道の駅や駅構内などで販売されています。
地産地消の代表としては、サイシンとブロッコリーを交配し作られた、山口県オリジナルの新しい野菜「はなっこりー」が、市内の学校給食にも使われます。
「阿知須牛」、「あとう和牛」などのお肉も、地元で愛されています。
秋穂エリアでは車えびが採れ、徳地エリアでは「とくぢ味噌」「徳地しいたけ」「徳地わさび」「徳地やまのいも」と、各エリアで多くの名品があります。
西日本一の「徳佐のりんご園」には約15,000本のりんごの木があります。
伝統工芸品としては、「大内人形」や「山口萩焼」などがあります。
山口県山口市の不動産をお持ちの方へ
土地代推移
山口市の最新の公示地価は、2022年時点で平均5万4436円/㎡、坪単価は平均17万9956円/坪で、全国順位は375位です。
変動率は前年+0.35%で、変動率の全国順位は282位です。
山口市の最新基準地価は、2022年時点で平均3万4806円/㎡で、坪単価は平均11万5061円/坪、全国順位は530位です。変動率は前年-0.03%で、変動率の全国順位は499位です。
1983年から40年間のうち、公示地価の最高値は14万0380円/㎡(1993年)、最安値は4万7445円/㎡(2012年)で、その差は2.96倍です。基準地価の最高値は6万6906円/㎡(1999年)、最安値は3万3462円/㎡(2017年)で、その差は2.00倍です。
宅地の平均価格は2万8534円/㎡、坪単位は9万4328円/坪、変動率は+0.71%です。商業地の平均価格は6万6747円/㎡、坪単価は22万0653円/坪、変動率は+0.67%です。
山口市内の基準点の地価は、山陽新幹線やJR山陽本線の駅から近いほど高い傾向になっています。
山口市の公示地価・基準地価の総平均の推移をみると、1999年以降は下落が続いているため、市内に不動産をお持ちの方は、早めに売却をすることで、より高い価格で売れる可能性があるといえます。
リースバックの相場
山口市の中古マンションの売却価格の相場は、3LDKから4DKで2,032万円、4LDK以上で2,207万円です。
中古一戸建ての売却価格の相場は1,390万円です。(2022年10月)
まとめ
今回は、山口県山口市についてご紹介しました。
山口市は、「便利な田舎」のキャッチフレーズからも自然が豊かで、その森林は日本初の「森林セラピー基地」に認定されました。そのことをきっかけに、市が移住者を呼び込む施策を行っています。自然と共存した生活ができ、公園や温泉施設といった人々の交流の場もあるのが魅力的ですよね。
また、市内北部は市が称するところの「田舎」にあたる地域ですが、市によって移住・定住に関する情報が発信されています。市内中心部へも、車で40分ほどで行けますし、国道やJR線もあるので、さほど不便さを感じることはないでしょう。
山口市には、派手なテーマパークや大型のショッピングモールはないですが、子育てや仕事をする上でよほど困ることはありません。また都会で賑わっている飲食チェーン店などは多く見受けられないものの、個人経営の隠れ家的なお店や地元に愛される飲食店は数多くあります。山口市内に住み続けたい方や、都会から移住をしたいという方は今後もいらっしゃることでしょう。
なお、実際に不動産を売却をする際は、まず一括査定のウェブサイトで複数社の査定額を比較してみると、より高く売れるところが見つかるのでオススメです。また、不動産業者、不動産鑑定士、マンション管理士、土地家屋調査士、宅地建物取引士など専門家へ直接相談してみるのが良いでしょう。