リースバックを検討中の方必見!山口県宇部市の情報を解説します。

皆さんは、山口県宇部市がどのような場所かご存知ですか?あまり聞き馴染みのない方も多いかもしれませんが、実は、2020年版「住みたい田舎ベストランキング」総合部門第1位に輝くなど、魅力溢れた街なんです! この記事では、そんな宇部市の基本的な地理や人口の情報、街の魅力や行政で行われている取り組みなどについて、詳しくご紹介しています。不動産を売却する際、このような情報や今後の街の動向などは、売却するタイミングの見極めや購入者の心情を理解するために重要になってきます。宇部市でリースバックをご検討中の方は、ぜひご参考にしてみてください。また、宇部市での不動産購入を考えておられる方にも、宇部市について具体的なイメージを持てるような内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

山口県宇部市の歴史

宇部市は山口県の南西部、瀬戸内海側に位置しています。人口は約16万人で、山口県内では3番目に人口が多い町です。街の特徴としては、山も海もあり、両方の幸を味わえることや、町中に溢れる彫刻の数々が有名です。
そんな宇部市には、どのような歴史が残っているのでしょうか?見ていきましょう。

宇部市発展の礎は、明治期以降の石炭産業の振興により築かれました。戦災により市街地の大半が焼失したものの、戦後の復興景気とともに、順調な復活を遂げました。その後、日本のエネルギーの需要構造の転換にいち早く対応したことにより、近代的な工業都市へと発展、そして現在も瀬戸内有数の臨海工業地帯を形成しています。
しかし、急激な工業化の進展に伴い生じた、ばいじん降下による大気汚染などの公害問題が起こりました。この汚染を取り除くために、産官学民が一体となった「宇部方式」による公害対策への取り組みが行われ、こうした環境改善を図った実績は、産業発展と市民福祉の調和を目指す先進的事例として広く知られることとなりました。その功績から、1997年にこれまでの環境の保護・改善への取り組みが高く評価され、国連環境計画(UNEP)から「グローバル500賞」を受賞したという歴史があります。

また、宇部市の人口の推移を見てみると、高度経済成長期であった1960年から1970年にかけて減少していましたが、1970年以降の第二次ベビーブームの到来などにより人口は増加に転じ、1995年で182,771 人とピークを迎えています。そして、 1985年から1995年までにかけては、おおむね横ばいが続きました。しかし1995年以降から人口減少の傾向となっており、1996年に楠町と合併したものの、2022年11月1日現在で 160,582人という数値になっています。

山口県宇部市の魅力とは?!

宇部市は経済産業省が2015年に作成した、約1万人を対象としたアンケート調査によるデータに基づいて、コンジョイントという手法により利便性や教育、福祉、医療などの指標について算出したものである「地域のコスト『見える化』システム」において、全国1,741の市区町村の中から暮らしやすさ第7位に選ばれています。
また、宇部市は宝島社出版の『田舎暮らしの本』(2021年2月号)で掲載された「2021年版住みたい田舎ベストランキング」の総合部門において2位を獲得しています。2020年度版では第1位で、同ランキングでトップ3にランクインしたのが2年連続となっている点から、高い評価があることが分かります。
このように、暮らしや住みたい街としても評価が高い宇部市。実際に、どんな魅力があるのでしょうか?

暮らしやすい気候

瀬戸内海型気候で、基本的には温暖で雨が少ないです。年間平均気温は16.7℃で、冬でも平均気温は8度あるのでそこまで寒くはありません。雪が積もることもないので、冬場も安心して暮らすことが出来ます。

便利な交通手段

暮らしをする上で、交通手段は大きな魅力ポイントとなってきます。

宇部市は中心部をJR山陽本線、市内南部をR小野田線とJR宇部線が運行しています。山陽新幹線が停車する駅は市内にはありませんが、宇部新川駅からはJR宇部線と山陽本線の乗り継ぎで約40分、JR宇部駅からは山陽本線を利用して約25分という所要時間で、新山口駅に到着することができます。道路は山陽自動車道が市内を横断しており、九州地方や関西方面に行くうえでの利便性は、十分にあるといえます。
また、宇部市内は路線バスが充実しています。宇部市交通局が運行する宇部市営バスや船木鉄道、サンデン交通が運行するバスが、市内南部から北部まで広範囲で運行しています。宇部市営バスは宇部新川駅を拠点とし、宇部興産中央病院や山口宇部空港、ゆめタウン宇部などのあいだを20分〜30分間隔で運行しているので、市民にとって欠かせない交通手段となっています。
宇部空港は、市街地から車で10分で行くことが出来ます。東京定期便は1日10往復10往復就航しており、約90分で羽田空港に到着します。空港が市内にあるので、飛行機をよく利用される方にはとても便利です。東京の会社に勤めながら宇部市でリモートワークをし、必要な時だけ東京へ戻るといった、2拠点生活の暮らし方も可能です。

整った医療体制

医師の数が多いのも宇部市の特徴です。山口大学医学部附属病院をはじめ、数多くの大規模病院や医療施設が充実しており、いざという時に安心できる医療環境が整っています。市内には約135もの医療機関(歯科を除く)があり、人口1万人あたりの医師の数は、山口県内では第1位という統計が出ています。また、ひとつの診療科目にいくつもの病院があるので、症状にあった病院を選ぶことができるのも魅力ですね。
加えて宇部市は、山口大学医学部附属病院を中心とした医療機関の連携が大きな特徴で、万全の医療体制を備えています。具体的には、病気になったとき数ある病院の中から選べることや、セカンドオピニオンで詳細な検査が可能な中核病院も複数といったことが挙げられます。いざという時に医療機関が整っているということは、心の安心と余裕に繋がりますね。

子育てに優しい環境

宇部市では子育てを支援するためのさまざまな施策がありますが、その中の一つに「保育コンシェルジュ」というサービスがあります。このサービスは、宇部市ではどのような保育を受けることができるのか、そして親子で遊べる施設にはどんなものがあるのかなど、子育て全般に関するアドバイスを受けることができます。宇部市で子育てをしたいけれど、宇部市のことがよくわからないという人にとって有難いサービスとなっているので、ぜひ調べてみてください。
他にも、医療機関の保育施設で一時的に保育する、病児・病後児保育を実施しています。対象は乳児および小学生で、1日2000円の保育料でお子さんを預けることが可能です。

教育期間をみてみると、宇部市は保育・幼稚園45円園、小学校24校、中学校14校、高校8校、高等専門学校1校、大学3校と、多くの教育機関があります。小学校から大学まで、宇部市内の学校に通うことができるのも魅力の1つといえるでしょう。学校の選択肢も豊富であるため、憧れの学校で勉強したり、やりたい部活に打ち込んだりと子どもの希望に合わせた進路選択ができます。加えて、令和4年9月1日現在の宇部市における待機児童は0名であるため、子どもが保育園に入れないケースはほとんどないといえます。子育て世代には住み続けたい理由になる嬉しい場所ですね。

以上で挙げた事柄に加え、ショッピングモールや百貨店、映画館などの商業施設の豊富さもありながら、海や山といった自然環境も整っているなど街として生活するのにはちょうどいいバランスが取れていることが、宇部市が暮らしやすいと評価されている理由ではないでしょうか。

山口県宇部市のリースバックについて

家賃相場

2022年9月8日現在の宇部市と山口県全体の家賃相場を比較してみましょう。

1R:(宇部市)3.2万円 (山口県)3.9万円
1K-1DK:(宇部市)3.7万円 (山口県)3.7万円
1LDK-2DK:(宇部市)5.0万円 (山口県)5.0万円
2LDK-3DK:(宇部市)5.5万円 (山口県)5.5万円
3LDK-4DK:(宇部市)6.8万円 (山口県)7.1万円

となっており、山口県の平均の家賃相場とあまり変わりないことが分かります。

公示価格

山口県宇部市の2022年の公示地価は平均3万8383円/㎡、坪単価では平均12万6887円/坪でm前年からの変動率は-0.30%となっています。また、2022年の基準地価は平均2万6928円/㎡、坪単価では平均8万9018円/坪、前年からの変動率は+0.07%となっています。

エリア別の地価ランキングをみると、
1位:居能エリア(地価平均:4万9600円/㎡、坪単価平均:16万3966円/坪、2021年からの変動率:1.20%下落)
2位:宇部新川エリア(地価平均:4万6087円/㎡、坪単価平均:15万2355円/坪、2021年からの変動率:0.28%上昇)
3位:琴芝エリア(地価平均:4万0625円/㎡、坪単価平均:13万4297円/坪、2021年からの変動率:0.02上昇)
4位:東新川エリア(地価平均:3万8685円/㎡、坪単価平均:12万7886円/坪、2021年からの変動率:0.03%上昇)
5位:妻崎エリア(地価平均:3万2875円/m㎡、坪単価平均:10万8677円/坪、2021年からの変動率:1.15%上昇)

となっています。全体的な傾向として、JR宇部線の宇部新川駅と宇部駅から近いエリアの価格が高く、それ以外の地域は低くなっていました。

まとめ

宇部市は工業都市として発展し、大気汚染という深刻な課題を乗り越えてきたという歴史や、充実した子育てや医療機関といった街の機能、そして山や海といった自然環境も兼ね備えた誰もが生活がしやすい街であるということが分かりました。人口はやや減少しているものの、現在移住者に向けた政策も進めています。
リースバックをお考えの方は、競合の少ない今、不動産の価格が下がる前に売却するのがオススメです。お持ちのリースバック価格が気になる方は、直接不動産会社への相談や、査定を行ってみてはいかがでしょうか。

参考文献
・宇部市について
https://ube-iju.jp/

・宇部市の人口
https://www.city.ube.yamaguchi.jp/shisei/toukei/jinkou/1007587.html

・公示価格
https://tochidai.info/yamaguchi/ube/