岡山県津山市ってどんなところ?リースバックについてご説明します!

 皆さんは、岡山県津山市がどのような場所かご存知ですか?あまり聞き馴染みのない方も多いと思いますが、「西の小京都」と称される津山市には古い街並みや文化が残っており、たくさんの魅力があります。
この記事では、そんな津山市の魅力や行政で行われている取り組みなどについて、詳しく紹介しています。不動産を売却される際、売却するタイミングの見極めや購入者の心情を理解するにあたり、このような情報は重要になってきます。ぜひ、この記事を参考にして頂けると嬉しいです。また、津山市での不動産購入を考えている方にも、市について具体的なイメージを持てるような内容になっていますので、参考にしてみてください。

岡山県津山市の特徴

基本情報

岡山県津山市は、岡山県の北東部に位置し、面積は506.33㎢です。津山市の北部は、鳥取県鳥取市に接しています。地形としては、北部が中国山地、南部は津山盆地であり、加茂川や宮川などの河川が流れています。気候は瀬戸内型気候に属しますが、典型的な瀬戸内型気候の地域と比べると、降水量が多く気温も低いという特徴があります。またこの地域には、江戸時代に津山城が築かれており、城下町として発展していたという歴史があります。

人口

次に、津山市の人口や世帯数について説明します。以下の表は、平成24年度から令和3年度まで10年間の人口と差対数の推移を示しています。

総人口世帯数
平成24年度50,92455,632106,55644,384
平成25年度50,42255,109105,53144,519
平成26年度49,99554,728104,72344,670
平成27年度49,62854,311103,93944,823
平成28年度49,21053,739102,94944,866
平成29年度48,90653,348102,25445,095
平成30年度48,59752,870101,46745,126
令和元年度48,33052,336100,66645,340
令和2年度47,98151,84099,82145,558
令和3年度47,49551,31698,81145,643

これを見ると、津山市の人口は減少傾向にあり、10年間で7,745人減っています。一方で、世帯数は増加しており、10年間で1,259世帯増えています。この要因としては、1人暮らしなど、1世帯当たりに住む人員数が減ってきていることが考えられます。

*参考津山市統計書|津山市公式サイト

交通アクセス

ここでは、津山市内の公共交通機関や道路について説明します。

鉄道

津山市には津山駅をはじめとして、14の駅があります。津山駅にはJR西日本の路線が通っており、岡山駅方面へつながる津山線と鳥取方面へつながる因美線、姫路駅方面へつながる姫新線があります。津山駅を中心として各方面へ路線が通っているため、移動に便利です。

道路

津山市には、大阪府から山口県までを結ぶ中国自動車道が通っており、津山ICと院庄ICがあります。一般道も整備されており、車を所有しておられる方も移動しやすいです。仕事などで他県への移動が多い方にもオススメです。

バス

津山市のバスには、運賃一律大人200円、子ども100円の循環バス「こんごバス循環線」や「こんごバス支所線」、市営バスや岡山空港直行便、中部北部バスや加茂観光バスなどが運行しています。

このように高速道路等が整備されており、電車バスともに広範囲に運行しているため、通勤・通学などでの移動に困ることはないでしょう。

観光スポット

津山市の魅力を知っていただくために、ここでは津山市の観光スポットや伝統についてご紹介します。

・津山城

津山城は、森蘭丸の弟で、本能寺の変で討死した森忠政が築城しました。明治に出された廃城令によって建物はすべて壊されてしまいましたが、平成17年(2005)には「備中櫓」という建物が復元されました。この津山城に植えられている桜は、「さくら名所百選」に選ばれるほど美しく、お花見の時期には多くの人々が訪れます。

・津山まなびの鉄道館

津山まなびの鉄道館には、貴重な旧津山扇形機関車庫に懐かしい車両が展示されており、鉄道好きの子どもから大人まで楽しめる施設です。また、ここでは岡山県の鉄道の歴史などについても学ぶことができます。

・津山まつり 

津山まつりは、大隈神社・徳守神社・高野神社の秋祭りを総称したもので、400年の歴史があります。毎年10月に行われ、神輿や獅子、だんじりが歴史を感じる街並みを駆け抜けます。徳守神社の大神輿は日本三大神輿の一つと言われ、とても迫力があります。

このような観光スポット以外にも、津山市は昔から和牛の産地であり、B1グランプリで脚光を浴びた「ホルモンうどん」が有名です。津山市では、50軒以上の飲食店で「ホルモンうどん」が提供されており、地域住民に親しまれています。

*参考つやま小旅|津山市公式観光サイト

住みやすさ

ここではアパマンショップが調査している津山市のコンビニ数や公園数などを参考に、津山市の住みやすさについて説明します。

買い物

県内における順位
コンビニ465位
スーパー148位
飲食店1813位

この集計より、津山市には飲食店が多く、コンビニやスーパーも生活する上で必要なものを揃えるには十分な店舗数があると思われます。

娯楽

県内における順位
公園477位
お出かけスポット47位
スポーツ施設93位
スポーツジム53位

公園数やお出かけスポットも少なくはありませんが、特にスポーツ施設やスポーツジムが他の市区町村に比べると多いようです。

子育て

県内における順位
保育所144位
幼稚園1012位
小学校273位
中学校96位
高校63位

保育所や小・中・高は、比較的充実しているようです。しかし、幼稚園はあまり多くありません。

次に、日本医師会の調査による津山市の一般診療所数や病床数といったデータをもとに、津山市の医療の充実度について説明します。

施設数・病床数・職員数人口10万人あたりの施設数・病床数・人員数(津山市)人口10万人あたりの施設数(全国平均)
一般診療所7474.0569.75
病床245245.1566.83
医師266266.17250.83

このデータを見ると、どの項目も全国平均を上回っており、特に病床数が多いことが分かります。このため医療は充実しており、安心して暮らすことができます。

このように、津山市は日常生活に必要な施設は揃っており、住みやすさという点ではまずまずといったところではないかと考えられます。また、公共交通機関の利便性が良いため、総合的に考えると住みやすい地域です。

*参考津山市の地域・街情報【アパマンショップ】

*参考岡山県 津山市|地域医療情報システム(日本医師会)

市の取り組み

人口の減少が問題となっている津山市ですが、行政ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。ここでは、津山市が取り組んでいる移住支援や子育て支援について説明します。

移住支援

移住支援金

これは東京圏から富山市に移住し、岡山県のマッチングアプリに登録されている企業に就職した方に移住支援金が支給されるというものです。目的は、移住や定住の促進、中小企業等の人手不足解消です。一定の条件を満たした方に支給される支援金額は、世帯の場合100万円(18歳未満の世帯員1人につき30万円加算)、単身の場合60万円です。

津山市トライアルステイ

これは、津山市への移住を考えている方が実際に津山市のお試し住宅で暮らすことができるというものです。移住者増加やスムーズな移住を促すことを目的としており、3日以上14日以内の期間で体験することができます。体験料は、3日以上7日以内は1万円、8日以上14日以内は2万円です。このトライアルステイでは、津山市での生活を体験できるだけでなく、住まい探しや仕事探しをする上で、ホテルで滞在した場合の宿泊料よりお得になるという利点があります。

子育て支援

幼児教育、保育の無償化

津山市では、3歳から5歳児の子どもや住民非課税世帯の0歳から2歳児の子どもの保育料が無償となっています。また、一定の条件を満たすと幼稚園等の預かり保育料や認可外保育施設等の利用料も無償になります。

子ども医療費公費負担制度

津山市では、津山市に住民登録または外国人登録をされており、健康保険に加入している、中学校卒業までの児童の医療費が無料となります。

このように津山市では、移住を考えておられる方が利用できる制度や、子育てをする方に嬉しい制度が実施されており、東京圏から離れ落ち着いた暮らしがしたい方やファミリー層の方にオススメです。

*参考津山市公式サイト

まとめ・今後の動向

いかがでしたか。この記事では、岡山県津山市について詳しく説明しました。
公共交通機関の利便性が高く、医療や行政の制度も充実している津山市は、安心して暮らせる場所としてオススメです。しかし、少子高齢化の影響で年々人口が減少しており、今後もその傾向は続く可能性が高いです。世帯数は増加しているため、急激に不動産の需要が低下するということはないと思いますが、それも今後どうなるかは分かりません。そのため、現在津山市に不動産を所有しておられる方は、早めに売却や賃貸を検討されると良いでしょう。駅の近くなどの立地が良い不動産は高い価値がつけられることがあるため、一度不動産屋で査定してもらってはいかがでしょうか。
この記事が少しでも皆さんのお役に立っていれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。