島根県浜田市ってどんなところ?リースバックについて解説します!

皆さんは、島根県浜田市がどのような場所かご存知ですか?あまり聞き馴染みのない方も多いと思いますが、浜田市は海や山といった自然に恵まれ、どこか懐かしい魅力のある地域です。
この記事では、そんな浜田市の魅力や行政で行われている取り組みなどについて、詳しくご紹介します。不動産を売却される際には、売却するタイミングの見極めや購入者の心情を理解するにあたり、このような情報は重要になってきます。ぜひ、この記事を参考にして頂けると嬉しいです。また、浜田市での不動産購入を考えている方にも、浜田市について具体的なイメージを持てるような内容になっていますので、参考にしてみてください。

島根県浜田市の特徴

基本情報

島根県浜田市は、広島県に隣接する日本海に面した街で、島根県の西部に位置しています。丘隆や山地が多く、まとまった平地は少ないですが、その地勢が生み出す美しい自然や良港などが特徴の場所です。河川が多く水資源にも恵まれており、海水浴場やスキー場など自然を生かした観光資源も豊富にあります。気候は基本的に温暖で、冬の積雪量も少ないため、過ごしやすい地域です。そんな浜田市の歴史は古く、旧石器時代から人々が生活を営んでいたと考えられています。奈良時代には国府や国分寺が置かれ、鎌倉時代には港での交易が活発に行われていました。

人口

次に、浜田市の人口や世帯数の推移についてご説明します。以下の表は、平成25年度から令和4年度までの10年間の推移を表しています。

外国人総人口世帯数
平成25年度27,34930,42962557,77826,772
平成26年度27,00029,99060856,99026,715
平成27年度26,62529,53461356,15926,628
平成28年度26,39229,16163155,55326,559
平成29年度25,96828,61860654,58626,330
平成30年度25,62728,08363853,71026,181
平成31年度25,26827,56665352,83425,982
令和2年度24,99327,15264352,14525,973
令和3年度24,48826,56952551,05725,612
令和4年度24,40326,35559250,75825,612

これを見ると、10年間で総人口は7,020人、世帯数は1,160世帯も減少しています。少子高齢化が原因の一つと考えられ、この傾向は今後も続いていくでしょう。

*参考浜田市の人口・世帯数|浜田市

交通アクセス

浜田市から最も近い空港は萩・石見空港であり、バスやJRの電車を利用しておよそ50分の距離にあります。また出雲空港までは、バスと電車でおよそ1時間30分かかります。以下は、東京と大阪から浜田市まで飛行機を利用した場合のアクセスを示しています。

・東京から

 羽田空港→飛行機(1時間45分)→萩・石見空港→バス(15分)→JR益田駅→JR山陰本線特急(35分)→JR浜田駅

 羽田空港→飛行機(1時間35分)→出雲空港→バス(20分)→JR出雲市駅→JR山陰本線特急(1時間10分)→JR浜田駅

・大阪から

 伊丹空港→飛行機(1時間)→萩・石見空港→バス(15分)→JR益田駅→JR山陰本線特急(35分)→JR浜田駅 ※伊丹空港から萩・石見空港は季節運行です。

 伊丹空港→飛行機(1時間)→出雲空港→バス(20分)→JR出雲市駅→JR山陰本線特急(1時間10分)→JR浜田駅

また、新幹線を利用した場合の東京・大阪・九州からのアクセスは次のようになります。

・東京から

 JR東京駅→新幹線(4時間)→JR広島駅→高速バス(約2時間)→JR浜田駅

・大阪から

 JR大阪駅→新幹線(1時間30分)→JR広島駅→高速バス(約2時間)→JR浜田駅

・九州から

 JR博多駅→新幹線(1時間10分)→JR広島駅→高速バス(約2時間)→JR浜田駅
 JR博多駅→新幹線(35分)→JR新山口駅→JR山陰本線(2時間15分)→JR浜田駅

そして、浜田市には浜田自動車道が通っているため、車でのアクセスも良好です。

*参考交通・アクセス|浜田市

観光スポット

浜田市の魅力について知っていただくために、ここでは浜田市の観光スポットをいくつかご紹介します。

・しまね海洋館アクアス

この水族館は中国・四国エリアで最大級の規模を誇り、約400種の生物が展示されています。中でも有名なのは「シロイルカ」で、CMにも起用された「幸せのバブルリング」は、見た人に幸せをもたらすと言われています。このしまね海洋館アクアスは、2022年3月16日にリニューアルオープンしており、生物とプロジェクションマッピングのコラボレーションで、神話の舞台とされてきた島根県をイメージした神秘的な世界を演出しています。

・浜田市世界こども美術館

この美術館には、ピカソなど有名な芸術家の作品が展示されており、その他にも世界樹の子どもたちのアートを鑑賞することができます。また、この美術館には本格的な創作室があり、子どもたちが絵画や彫刻、版画や染色などに意欲的に取り組むことができるようになっています。

・国府海水浴場

この海水浴場は広島県から車で90分の場所にあり、県外からも多くの人が集まるため、海水浴シーズンにはとても賑わいます。白砂のビーチは美しく、海と夕日の絶景も楽しむことができます。海水浴だけでなく、サーフィンができる場所としても人気です。

この他にもスキーやハイキングなど、豊かな自然を活かした観光スポットが数多くあります。また歴史のある寺院も多く、寺院巡りなどもオススメです。そして、浜田市には「石州半紙」という和紙を制作する技術が受け継がれており、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

*参考浜田市の観光スポットランキングトップ10-じゃらんnet

コンビニ・病院数

アパマンショップの調査によると、島根県のコンビニ数ランキングは以下のようになります。

順位市区町村コンビニ数
1島根県松江市92
2島根県出雲市70
3島根県浜田市22
4島根県安来市18
5島根県益田市16
6島根県江津市11
7島根県大田市10
7島根県雲南市10
9島根県仁多郡奥出雲町5
10島根県邑智郡川本町3
10島根県邑智郡邑南町3

こうして比べてみると、浜田市のコンビニ数は松江市や出雲市に比べると少ないですが、その他の市区町村の中では多い方だと分かります。また、アパマンショップの他の項目の調査では、浜田市はスーパーの数が県内3位の26か所、飲食店の数が県内4位の107か所となっています。このことから、生活をする上で買い物や外食に不便を感じると言うことはないでしょう。

次に、浜田市の病院数についてご説明します。
  浜田市の一般診療所の施設数は、日本医師会の調査によると48施設となっています。人口10万人当たりの施設数は87.92施設であり、これは全国平均の69.75施設を大きく上回っています。また、病床数も浜田市は人口10万人当たり133.72床であり、全国平均の66.73床と比較すると多いことが分かります。さらに、浜田市には介護施設が152施設あり、これも75歳以上一千人当たりにすると全国平均より多くなっています。このことから、浜田市は病院や介護施設が充実しており、高齢の方や持病をお持ちの方も安心して暮らすことができる町と言えます。

*参考島根県 市区町村別 コンビニの数ランキング【アパマンショップ】

*参考島根県 浜田市|地域医療情報システム(日本医師会)

市の取り組み

人口の減少が課題となっている浜田市ですが、市では移住支援に力を入れた取り組みが行われています。ここでは、その取り組みについて詳しくご説明します。

助成制度

・宿泊費補助

UIターンを検討されている方とその家族が、浜田市で住居探しや就職活動をされる際の宿泊費が助成されます。助成額は1人当たり1泊2,000円で、上限は1年に1家族当たり20,000円です。

・交通費補助・引っ越し費用割引

しまね移住支援情報ポータルサイト「くらしまねっと」に会員登録することで、次のような特典を受けることができます。

特典1:会社見学などで島根県を訪れる方の片道の交通費を補助
得点2:島根県への引っ越し費用を割引

・わくわく浜田生活実現支援事業

東京圏から浜田市へ移住し、一定の条件を満たした方に、移住支援金が支給されます。その概要は以下のようになります。

世帯の場合:100万円+子育て加算(18歳未満1人当たり30万円加算)
単身の場合:60万円

このような助成制度の他にも、浜田市の情報を発信する「はまだぐらしサポーター」がいたり、市のホームページには自分の理想の移住が分かる「移住診断」や「先輩移住者の声」が掲載されています。

*参考はまだぐらし-浜田市移住・定住情報サイト-

まとめ・今後の動向

いかがでしたか。この記事では島根県浜田市についてご説明してきました。
島根県浜田市は、自然・歴史・文化に恵まれ、交通や商業施設などの利便性も良く、とても住みやすい地域です。そんな浜田市では人口の減少が問題視されており、そのような現状を打開するべく移住支援が積極的に行われています。この活動により移住者が増えていけばよいですが、今後急激に人口が増加するという可能性は低いでしょう。そのため、現在浜田市にある不動産の需要は低下していくと思われます。もし、現在浜田市に不動産を所有しているという方は、早めに売却や賃貸を検討されると良いでしょう。JR浜田駅の近くなど場所によっては高い価値がつけられることもあるため、一度不動産屋に相談してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。