愛知県丹羽郡大口町ってどんなところ?気になるリースバック・購入について!

 皆さんは、愛知県丹羽郡大口町がどのような場所かご存知ですか?あまり聞き馴染みのない方も多いと思いますが、大口町には田園風景が広がっていて、お花見スポットとして有名な五条川の桜並木があり、自然に恵まれた町です。また交通アクセスがよく、生活するにあたって必要な施設も充実しています。
 この記事では、そんな大口町の魅力や行政で行われている取り組みなどについて、詳しくご紹介しています。不動産を売却される際、売却するタイミングの見極めや購入者の心情を理解するにあたり、このような情報は重要になってきます。ぜひ、この記事を参考にして頂けると嬉しいです。また、大口町での不動産購入を考えておられる方にも、大口町について具体的なイメージを持てるような内容になっていますので、参考にして頂ければと思います。

愛知県丹羽郡大口町の特徴

基本情報

 愛知県丹羽郡大口町は、県の北西部にあり、濃尾平野に位置しています。東西約3.6km、南北約6.1km、面積13.58㎢です。この大口町は、木曽川からの堆積物でできた扇状地にあるため、街全体は緩やかな傾斜となっています。名古屋市からそれほど離れていませんが、五条川が流れ、のどかな田園風景が広がる大口町は、静かに暮らせる場所としてオススメです。気候は、夏に雨量が多く、冬は乾燥する太平洋岸気候です。年間を通じて温暖な気候ですが、冬に冷たく乾いた風が吹くことにより、寒さが厳しくなります。

人口

 次に、大口町の平成25年度から令和4年度までの人口や世帯数の推移を見ていきます。(下の表は、各年度の4月時点でのデータを参考にしています。)

外国人世帯数
平成25年度11,55311,25822,8114428,353
平成26年度11,59411,28822,8823978,443
平成27年度11,78211,47823,2604138,702
平成28年度11,86111,60923,4704018,851
平成29年度12,01811,73923,7574779,066
平成30年度12,17811,78123,9595579,275
平成31年度12,28211,86724,1496199,479
令和2年度12,30911,89424,2036659,596
令和3年度12,35711,95324,3106749,761
令和4年度12,33911,88624,2256759,837

 このように10年間の人口推移を見ると、増加傾向にあることが分かります。また、平成25年度と令和4年度を比較すると、総人口は1,414人増えており、外国人の数も徐々に増えています。新型コロナウイルスの影響で近年人口はあまり増加していませんが、少しずつ経済活動が活発になり始め、水際対策も緩和されているため、今後大口町への移住者は増えていくのではないでしょうか。世帯数の変化も見てみると増加傾向にあると分かり、このことからも大口町での不動産需要は高まっていくと考えられます。

交通アクセス

 ここでは、大口町の自動車での移動や電車の利便性などについてご説明します。

自動車

 国道41号線が町の中央部を南北に通っており、通勤などによる町外への移動に利用できます。また、大口町の南部に位置する小牧市には小牧インターチェンジがあり、名神高速道路、東名高速道路、中央自動車道が通っています。そのため名古屋市までは車で約20分、京都市へは約2時間、大阪市へは約2時間30分で移動することができます。

電車

 大口町に電車が停まる駅はありませんが、隣の扶桑町にある柏森駅は、大口町から近く、利用しやすい場所にあります。そのため、名古屋駅から名鉄犬山線に乗り柏森駅まで約25分、そこからコミュニティバスで町内へ移動することができます。

 このように、自動車を所有している方は、特に交通に関して不便を感じることはないでしょう。また大口町には路線バスやコミュニティバスも運行しており、柏森駅からは電車を利用することもできます。そのため、自動車を所有していない方も通勤・通学に困ることはなさそうです。

観光スポット・特産品

大口町の魅力について知っていただくために、観光スポットや特産品についてご紹介します。

五条川の桜並木

 五条川沿いの遊歩道には、約1700本もの桜の木が植えられており、「日本のさくら名所100選」にも選ばれています。夜にはライトアップも行われ、春になると多くの観光客で賑わいます。また、五条川沿いのお花見スポットの中には、城尾跡公園や小口城址公園など、歴史を感じられる公園もあります。小口城址公園には、物見櫓や資料館、子どもが遊べる遊具などがあるため、お花見の後や散歩がてらに立ち寄るとよいかもしれません。

特産品

 大口町では六条大麦が栽培されており、それを使った麦茶が販売されています。また桜で有名な大口町では、桜酵母を使った日本酒や漬物、ジェラートなどが製造されています。この桜酵母は、10年探しても見つからないという非常に貴重なもので、五条川沿いの桜の花びら1000枚の中のたった1枚から採取されています。  

住みやすさ

 実際、大口町での生活はどのようなものなのでしょうか。皆さんが具体的に想像できるよう、大口町の商業施設などについてご説明します。
まず大口町役場のすぐ近くにはメガドンキホーテがあり、スーパーやコンビニも点在しています。また美濃バイパス沿いには飲食店も立ち並んでおり、外食することが多い方も不自由しないと思います。病院は「さくら総合病院」をはじめとして、町内におよそ30件あります。また小学校は3校あり、中学校は大口町立大口中学校があります。
以上より、大口町には買い物をする施設や病院、学校が揃っており、生活しやすい地域と言えるでしょう。また、田んぼが広がっていて自然豊かな大口町は、ほどよく田舎で、穏やかに暮らしたい方にピッタリだと思います。

行政の取り組み

大口町では若者の人口を増やし、バランスのとれた人口構成を目指しています。そして、将来の活気ある町づくりのために、移住・定住支援や子育て支援に積極的に取り組んでいます。ここでは、そのような取り組みについてご紹介します。

①移住定住支援

同居支援補助金

町外に住んでいた子ども世帯が、町内に住む親世帯と同居する場合、一定の条件を満たすと、町から補助金が交付されます。その補助金額は、持ち家をリフォームまたは住宅を新築・取得する場合の費用の3分の2(上限20万円)です。

近居支援補助金

町外に住んでいた子ども世帯が、町内在住の親と近居する場合、町から補助金が交付されます。その金額は、子ども世帯が住宅を新築・取得する場合の費用の3分の2(上限20万円)です。

在勤者定住支援補助金

これは、町内の事業所で1年以上継続して勤務している方が、町内で新たに住宅を新築・取得した際に交付される補助金です。その金額は、住宅の新築・取得にかかった費用の3分の2(上限20万円)です。

②子育て支援

幼児教育や保育の無償化

大口町では、幼稚園や保育所、認定こども園などを利用する3歳から5歳までの子どもの利用料が無償となります。その内容は以下のようになります。

  • 幼稚園:月額2.57万円まで無償
  • 保育園認定こども園就学前障がい児の発達支援:無償
  • 幼稚園の預かり保育:月額1.13万円まで無償
  • 認可外保育施設、一時預かりなど:月額3.7万円まで無償

児童手当

町内に在住する中学校卒業までの子どもを養育する保護者に対して、毎月児童手当が給付されます。その額は以下のようになります。

  • 3歳未満:一律15,000円
  • 3歳以上小学校就学前:10,000円(第3子以降は15,000円)
  • 中学生:一律10,000円

このように、大口町内にご両親が住んでいらっしゃる方、大口町内で働いておられる方は、移住の際に補助金を利用すると、お得に引越しをすることができます。また、幼稚園や保育園に通うための費用が無償であり、児童手当も給付されるため、子育てをされているファミリー層の方々にとっても、とても魅力的な町だと思います。

まとめ・今後の動向

この記事では、愛知県丹羽郡大口町についてご説明しました。もともと農村地域だった大口町は、昭和30年代から企業誘致を開始し、現在では約660社もの企業が集まる町となりました。しかし、豊かな自然は今も残ったままであり、大都会のような喧騒はありません。また、名古屋市などへのアクセスも良好で、スーパーなどの商業施設も十分に揃っています。そのため大口町では、働く世代の方々も、子育てをする方々も、若い世代の方々も、きっと豊かな暮らしをすることができるでしょう。町では移住・定住支援や子育て支援などが行われているため、ぜひそのような支援も活用していただきたいと思います。大口町のホームページにはさらに詳しい内容が掲載されているので、そちらも参考にされてみてください。
また、大口町でのリースバック・賃貸を考えておられる方は、ぜひ前向きに検討してみるとよいでしょう。年々人口が増加している大口町では、今後も安定した不動産の需要があると思われます。そして、新型コロナウイルスが収束に向かえば、外国人の移住者も増えると考えられます。そのため、立地がよい場所であれば、比較的高い値段での売却も期待できるのではないでしょうか。この記事を参考にして、大口町でのリースバックを進めていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

*参考ホーム/大口町