2020/12/04
小満を迎え、草木にエネルギーが漲る良い季節。
皆様も元気にお過ごしのことと存じます。
リアルエステート広報のキシダです。
今日は不動産登記の話をしたいと思います。
ある特定の不動産のロケーション、サイズや用途、
所有者は誰なのか、
また抵当がついている場合などの権利関係を登録し公示するという、
実によくできたシステムが不動産登記です。
また、従来は、登記が完了した際、
紙に大きく『済』と印字された
登記済証という書面(権利証と呼ばれることが多いです)が所有者へ渡されていましたが、
現在は登記完了された際には数字とアルファベットを組み合わせた
暗号のような登記識別情報が記載され書面が所有者へ交付されます。
パスワード管理が面倒くさい昨今ですが、
登記識別情報を無くした際に『秘密の質問』や
『信頼できる友人からの復旧支援』といったものはありません。
登記識別情報管理アプリもありません。
無くしてしまった場合は、どうしましょう。
紛失してしまったら、『失効の申し出』を行って、
受け取った登記識別情報を失効させることができます。
これは、盗難にあった場合は言うまでもなく、
識別情報はシールを貼られた状態で渡されるのですが、
このシールが剥がれているなど、
単に盗み見られたかもしれないという恐れだけでも利用することができますね。
識別情報の管理について著しく心配性な方は、
あらかじめ『登記識別情報の通知を希望しない旨』の申し出をして、
識別情報を受け取らないこともできます。
この場合、将来に売却するなどして所有権を移転させる場合には、
代替策として本人確認の手続きを踏むことになります。
本人確認の手段はいくつかあります。
公証人役場での本人確認か、
登記官からの本人確認・・・
日頃から何でも整理整頓して、
万が一に備えるのが一番なのは自明の理ですが、
このように上手く考えられた登記制度があることは
とても頼もしい限りです。
しみじみと有り難さを噛みしめつつ、
不動産投資、マンション経営については是非、
弊社が誇る、頼もしい営業スタッフにご相談ください。
お客様のために、知識と経験を備え、
アタマを整理整頓して万全の態勢を整えております。