不動産査定について

 近年、スマートフォンやインターネットの普及により、なにかあればなんでもスマートフォンを利用して調べることが当たり前になってきました。分からないことや気になることはすぐにスマートフォンで調べて知ることができます。
 それ以外にも自分の欲しいものや利用したいサービス等もスマートフォンで調べれば分かる時代になってきました。

 商品やサービスを購入する。その際にインターネット上での口コミやレビューを参考に購入を検討する人も少なくないのではないでしょうか。 本記事では「不動産査定」について、口コミに対しての疑問・不安の解消や実際の口コミの回答をおつたえしお伝えしていきます。

 この記事を読むことで、あなたは口コミの信頼性が分かるとともに不動産査定について理解できます。

目次

  1. インターネット上の口コミを鵜呑みにしてはいけない
  2. 不動産会社によって査定額が違う?
  3. 不動産査定サイトはどれを利用したらいい?
  4. 近々の売却予定はないけど査定額や売却についての相談のみしたい場合
  5. 不動産査定額から値引きは可能か
  6. まとめ

インターネット上の口コミを鵜呑みにしてはいけない

 みなさん御存じかとは思いますが、インターネット上での口コミは全てが正しいものとは限りません。実際に購入していないのに書き込まれているものや、報酬を支払い友人等に書いてもらったりわざといい評価にしてもらったりしているもの、いわゆるサクラのような口コミも存在します。また、「レビューの書き込みで~%引」「レビューの書き込みで送料無料」といったサービスもありますが、こちらもサービスのためだけに適当に書き込みをしている人もいます。

 そのため、口コミの全てを信じるのではなく、いくつかの情報を集めたうえでその情報が正しいものか信じていいものか自分で判断する必要があります。

不動産査定とは?不動産査定の流れ

 そもそも不動産査定とはどういったもの?という疑問を持たれている方も少なくはないのではないでしょうか。

 不動産査定とは文字通り、「不動産がいくらで売れるのか査定を行うこと」です。

 「一物五価」といって、不動産価格を知る方法は公示地価や路線価などいくつかあり、不動産価格を知りたい目的によって調べ方や調べる価格が異なることを指します。不動産査定はもし不動産を売ったらいくらで売れるのかを調べる方法になります。
 大まかな流れとしては、

といったような感じです。  査定を依頼する不動産会社を決めるのは「アットホーム」や「HOME4U」、「Yahoo!」等を利用されるといいかもです。

 個人差はあるかと思いますが、ほとんどの人はこのような方法で査定をされていると思います。

 より詳しく知りたい方はこちらの以下の記事を参考にされてみてください。

「【家を査定】家の査定を依頼する前に知っておきたい査定の流れや注意点」

不動産会社によって査定額が違う?

 自宅の売却を行う際に物件探しとともに売却する自宅の査定価格を出してもらうために不動産会社にお願いすると思います。そのような場合に起こったことです。

 Aさんは自宅を売るためX不動産とY不動産の2社に査定をしてもらいました。しかし、その2社の間では最低の査定額が800万円も違いました。X不動産は「土地の形状からこの場所は売りづらいから」とのこと。対するY社は「ここは人気だから高く売れる。広いので個人で購入する人はいないかもだけど、こちらでも買い取ることもできる。」と言われたそうです。

 Aさんからすると、今まで「人気なので売れやすい」と言われてきていたため、X不動産が「人気のない場所」として提示してきた査定額に不満がありますが、売却したお金で分譲マンションを買う際のリスクも教えてくれる良い点もあるそうです。

 Y不動産は、一度しか会ったことがないですがいい話が多く、その話に乗っかるのも少々心配な点が多いようです。

 この疑問についての回答を筆者なりの見解を述べたいと思います。

 まず、Y不動産の方が提示した価格がY不動産の「買取保証額」である場合、その値段であればY不動産が「買います」と言っている価格のため、X不動産の価格が安すぎることになります。しかし、Y不動産が提示した価格が「売却査定額」である場合、X不動産や他の不動産会社がその後出てきた際に、他社の査定額を潰してY不動産に媒介契約がくるように、単純に価格を釣り上げただけかと思います。

 念のため、あと2社くらいに査定をお願いしてみてY不動産の価格が「買取保証額」で最も高い価格であればそのまま売却でもいいと思います。しかし、Y不動産の価格が単なる「売却査定額」で、他社より高すぎる場合はその次の価格に近いところで決定されるといいかもしれません。そして、後にもめないためにも社印の入った書面やPDFで受け取られるといいかもです。

不動産査定サイトはどれを利用したらいい?

 不動産査定サイトは利用してはいけないのが大原則です。ほとんどの不動産査定サイトが集客が目的です。そのため、査定はできてもその価格で「売れる」と保障されたものではありません。その点は注意しましょう。

 査定を依頼する際、誰しも良い会社、良い営業マンを見つけてそこに依頼したくなるものですが、それを判断するのはあなた自身です。

 例えば、不動産会社は高額な価格を提示して好印象を持ってもらうことで顧客が「この会社にお願いしたい」と思わせることを大切にしています。そのため、契約を取るために必死になるので人によっては「しつこさ」に繋がる場合があります。それを「熱心」と捉える人もいらっしゃると思いますが、どの営業マンも「礼儀・作法」、「約束は守る」、「丁寧な接客」、「お客様のことを第一に考える」等のことができているところに多くのお客様が惹かれます。良い会社、良い営業マンを見抜くことは難しいですが、そうでない営業マンはご自身で判断して外していき、最後に残った会社に頼むといいと思います。

 また、一つのサイトだけでなく複数のサイトを利用して判断材料を多く仕入れたうえで、ご自身に最適な会社を選ばれることが良いかと思います。

近々の売却予定はないけど査定額や売却についての相談のみしたい場合

 不動産査定を出したいという理由や事情は人それぞれです。「近々、売却する予定はないが自分の家はどれくらいの査定額なのか知りたい。売却についての不安を解消したい。」といった事情で査定を依頼したい方もいると思います。不動産査定サイトにお願いすると個人情報等を入力するため、営業がしつこくなるのではないかと感じている人もいるようです。そのような場合の査定額を知る方法を筆者なりにお伝えします。

 第一は、「信頼できる」ということを大事にするべきです。査定を依頼する事情は人それぞれですので、秘密を守ってくれる信頼できる会社が必要です。

 そのような面では、査定サイトでの依頼は向いていないと思います。信頼は一朝一夕では築けないものなので見知らぬ会社に依頼するのは心配です。

 まずは、地元で長年営業されている会社であれば、周りからの信頼も厚く、事情もよく理解したうえで依頼を受けてくれる可能性が高いと思います。インターネット上で依頼した顔の見えない会社の方より、顔を合わせてやり取りをする方が安心感もあり様々な不安や悩みも相談しやすいのではないでしょうか。

 その人のことは顔つきで大体わかるものです。ご自身が信頼できる会社に依頼することがベストであると思います。

不動産査定額から値引きは可能か

 家電や車等を購入する際に値引きを交渉した場合、値引きが可能な時もあるかと思います。

 不動産も同じように売却する際の査定額には建物解体費用や相続登記代、仲介手数料等が含まれていますが、これらの代金を査定額から値引きすることは可能なのかと疑問に思う人もいると思います。

 この疑問についての回答としては、多少は値引きしてもらえるかもしれませんが値引きの交渉をするより売却を頑張ってもらう方が現実的です。

 不動産の売買は顧客と不動産会社との駆け引きに当たるため、大手不動産会社で信用のある会社の場合、ちゃんとした見積もりを出せばそれ以上値引きをすることはありません。

 中小の会社の中には値引きをする場合もありますが、その場合は査定金額を意図的に高くすることで損をしないようにしています。さらにその価格で売れない場合が多いです。

 相続登記については登録免許税と司法書士報酬に分かれます。登録免許税は税金のためもちろんおまけできません。司法書士報酬はあまり高くもありませんし、相続人が多いほど手間になるので司法書士に依頼する方が手間が省けます。

 解体費用については、解体業者の質にも関わるので安さを求めるとその分失敗する可能性も高くなります。不動産会社が紹介してくださる業者に依頼する方が安心かと思います。

 長々と述べましたが、簡単に言うと初めから値引きを交渉すると不動産会社との信頼関係を失い、熱心に売却に動いてくれなくなる可能性もあります。そうなるくらいならば初めから適性の査定額でお願いし、売却を頑張ってくれた方が利益はあるだろうということです。

 査定額に納得のいかない場合は、他の会社にも査定を依頼し納得のいく価格を出してくれた会社に依頼するのが良いでしょう。

まとめ

 本記事では不動産査定に対する口コミについての回答や気を付けるべきこと等を述べてきました。

 本記事を読むことで不動産査定への不安や疑問を解決できていたら嬉しく思います。
 また、なにか調べる際に参考にする口コミやレビューですが、全てを信じるのではなく複数の情報を得たうえで、ご自身で最適な答えを出すことをおすすめします。

 不動産査定についても同様です。一つの会社で判断するのではなく複数の会社に依頼したうえで決めると良いと思います。