【高く売りたい】リースバックで安い価格を提示されたときの対処法

リースバックとは、持ち家を売却してまとまった資金を手にする仕組みの一つです。家の買取価格は市場価値や契約内容によって決まります。できるだけ高い価格で買い取ってもらいたいと思う人が多いでしょう。しかし、希望通りの価格で買い取ってもらえるとは限りません。もし、安い価格を提示されてしまったときにはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、リースバックで提示された価格に納得できない場合の対処法について解説します。

目次

  1. 買取価格の査定の流れ
  2.  仮査定
  3.  本査定
  4. 買取価格はどのように決まるのか
  5. 安い価格を提示されたときにどうすれば良いか
  6.  その買取価格になった理由を聞く
  7.  価格の交渉をする
  8.  相見積もり
  9.  高く買い取ってほしいと伝える
  10.  買取価格の上限を聞いてみる
  11.  手付金を高くする
  12. 買取価格で損をしないための注意点
  13.  販売力があるリースバック業者を選ぶ
  14.  市場価格を調べておく
  15.  買取価格の最低ラインを決めておく
  16.  複数の業者から見積もりを出してもらう
  17.  納得していないのに契約を結ばない
  18. まとめ

買取価格の査定の流れ

まず、買取価格の決まり方について説明します。買取価格を決めるときには査定が行われます。査定には仮査定と本査定の2段階があります。

仮査定

まずは仮査定が行われます。仮査定は無料で行うことができます。氏名、住所、年齢のような基本情報と物件の情報をもとに、家の売買価格や家賃の見積もりを出してもらいます。この段階は「机上査定」と呼ばれるように、現地に行って調査をすることはありません。そのため、最短で1〜2日以内に査定結果を知ることができます。しかし仮査定の結果はあくまでも概算であるため、本査定の結果とはズレが生じることがあります。仮査定の結果に納得し、リースバックを検討しようと思った場合は本査定に進みます。もし仮査定の結果に納得できなかった場合や、他の業者に依頼したいと思った場合は、ここで手続きを終了します。

本査定

仮査定の次には本査定が行われます。本査定は現地調査となるため、仮査定ではわからなかった結果が判明することがあります。そのため、本査定を依頼した結果、売買価格や家賃が大きく変わる可能性もあります。

買取価格はどのように決まるのか

物件の買取価格は査定結果によって決まります。その査定には、家の状態や市場価値、築年数、所在地などが影響しており、売却したときに買い手がつきそうであれば買取価格は高めになります。例えば、流動性の高い都市部や、状態の良い物件は買取価格が高くなります。なぜなら、売却したときに買い手がつきやすいからです。
しかし、リースバックの買取価格は一般的な市場価格より低く設定されてしまいます。大体市場価格の7〜8割になってしまうことが多いです。それは、リースバック業者の利益を守るためです。リースバックでは、買い手は物件を自由に売買することができません。貸し先は家の売り手に限定されてしまい、売り手が買い戻しを希望した場合は物件を手放さなければならないからです。このように買い手には不利な点があるため、買取価格が低く設定されてしまうのです。さらに、買い手はリースバックをすると、固定資産税、管理費、維持費、保険料の支払い義務が発生します。それらを負担することも考慮して買取価格は決定されるのです。

安い価格を提示されたときにどうすれば良いか

提示された条件に納得していないならば、契約書にサインをしてはいけません。それは、不動産の売買契約ではクーリングオフはできないからです。しっかりと合意したうえで契約を結ぶようにしましょう。それでは、希望よりも安い買取価格を提示されてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。契約内容に納得できない点があるのならば、次のような対処法をとってみましょう。

その買取価格になった理由を聞く

希望した金額と差があった場合はリースバック業者に理由を聞いてみます。それが買取価格の上限である場合や、家が劣化していて価格を上げられないなど、どうしようもない場合があります。買取価格に納得できなかったときは、その価格になった根拠を確認してみましょう。

価格の交渉をする

リースバック業者に買取価格の交渉をしてみましょう。「交渉」というとハードルが高く感じられるかもしれませんが、「相談」してみれば良いのです。相場より高く買い取ってもらうことはできないと思うかもしれません。しかし、相談した結果、買取価格は数万円から数百万円も変わることがあります。最終的に価格を決めるのは家の売り手なので、遠慮をする必要はありません。希望の価格があるのであれば、相談してみるだけで希望の価格に近づく可能性があります。

相見積もり

「相見積もり」をすると、買取価格を高くすることができる可能性があります。「相見積もり」とは、複数のリースバック業者に、見積もりを出してもらうことです。それを持って「他の会社ではこれくらいの金額がついたのですが」と交渉することで、買取価格を高くしてもらえることがあるのです。リースバックの買取価格は業者の査定によって決まっており、その価格判断は実は曖昧なことがあるのです。そのため、交渉をすれば買取価格を値上げしてもらえる可能性があります。

高く買い取ってほしいと伝える

リースバック業者が最初から上限の買取価格を提示していることは少ないです。そのため、高く買い取ってほしいと伝えれば値上げの余地があります。
リースバックではあえて買取価格を低くすることがあります。それは、例えば家賃負担を少なくしたい場合などです。リースバックでは家賃が割高に設定されるため、買取価格を低くすることで家賃の負担を小さくすることができるのです。そのため、利用者が買取価格を高くしたいのか低くしたいのかはリースバック業者にはわかりません。高く買い取ってほしい場合はその旨をリースバック業者に伝えてみましょう。

買取価格の上限を聞いてみる

リースバック業者はできるだけ安く買い取りたいと考えているため、最初から上限の買取価格を提示していることは少ないです。そこで、買取価格の上限を聞いてみましょう。それを踏まえてさらに交渉を進めていきます。

手付金を高くする

手付金を高くすると、買取価格を上げてもらえる可能性があります。手付金とは、契約を結ぶときに書いてから売り手に支払われるものです。売り手が契約を解除したくなった場合は、手付金の倍額を買い手に支払うことが必要になります。つまり、手付金が高ければ売り手は解約をしづらくなるのです。そのことを利用して、手付金を多めにして途中解約しない姿勢を示し、買取価格を高くしてもらうのです。

買取価格が希望よりも低かった場合は、これらの対処法をとってみましょう。

買取価格で損をしないための注意点

買取価格が希望よりも低くならないように、事前に次のような対応をしておくと安心です。

販売力があるリースバック業者を選ぶ

リースバック業者の販売力も買取価格に影響します。販売力がある業者には、知名度がある、多くの情報を持ち合わせている、取り扱い実績が多いなどの特徴があります。販売力があるリースバック業者の方が、買取価格に関しても柔軟に対応してくれるでしょう。
こちらの記事ではおすすめの大手リースバック業者10選を紹介しているので、参考にしてみてください。
⇒ 【厳選10選】大手リースバック業者まとめ〜迷ったらこれがおすすめ!〜

市場価格を調べておく

リースバック業者に査定を依頼する前に、自分でも家の市場価格を調べておくと良いです。そうでないと、契約を結んだ後に実は買取価格が低かったと気づくことがあるからです。
市場価格は変動することがあります。売却する予定の家の市場価格を調べてから査定を依頼し、相場とのずれが大きい場合はそのことを指摘してみましょう。

買取価格の最低ラインを決めておく

買取価格の最低ラインを決めておきましょう。市場価格や資金の使用目的と照らし合わせて、受け取りたい価格を決めておきます。そうすることで買い手の希望に左右されずに買取価格を決めることができます。

複数の業者から見積もりを出してもらう

見積もりを出してもらうときには複数の業者に依頼するようにしましょう。そうすれば、家の売却価格の適正がわかります。もし他の業者の買取価格の方が希望にあっている場合は、そちらの業者と契約を結べば良いです。このように、比較対象を作ることで、より自分の希望にあった業者と契約を結ぶことができます。

納得していないのに契約を結ばない

よくわからないことや納得できないことがあったら、解決するまで契約をしてはいけません。不動産を売却してしまうとクーリング・オフはできません。独立行政法人国民生活センターには、後から契約解除を申し出たことで高い違約金を取られてしまったというトラブルも報告されています。家賃や買取価格など、契約内容に少しでも不満がある場合はリースバック業者に相談し、解消してから契約を結ぶようにしましょう。

まとめ

今回は、希望より低い買取価格を提示されてしまったときの対処法について説明してきました。契約は売り手と買い手の両者の合意があって成立するものです。もし提示された買取価格に納得できない場合はリースバック業者に不動産会社に相談してみましょう。それだけで希望の買取価格に近づけることができます。最終的に売却価格を決定するのは売り手です。後から契約を変更、解除したくなってもそれは叶わないので、後悔しないような契約を結ぶようにしましょう。

そのときにはリースバック業者選びも大切です。一括査定をすると、さまざまな業者からの査定を受け取れます。おすすめの一括査定サイトに関してはこちらを参考にしてください。
⇒ 【おすすめ7選!】リースバックの一括査定サイト〜まとめ〜

【参照】 独立行政法人国民生活センター「高齢者の自宅の売却トラブルに注意-自宅の売却契約はクーリング・オフできません!内容をよくわからないまま、安易に契約しないでください-」
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210624_1.html


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