【徹底解説!】リースバック物件をリフォームすることはできるのか?

リースバックとは、自宅を売却した後に賃貸する仕組みでした。それによって、転居をすることなく資金を調達できるというメリットがあります。すぐに資金が必要となった場合や、引越しをすることができない場合、長く住んだ家に愛着がある場合などに行うことがあります。しかし、家が老朽化していたり、家のデザインに飽きてしまったらリフォームをしたくなることがあるかもしれません。そのような場合、リースバックした物件でリフォームをすることはできるのでしょうか。 今回はリースバックとリフォームの関係について説明していきます。

目次

  1. リースバックの流れ
  2. リースバックではリフォームすることはできるのか
  3. なぜリフォームして良いのか
  4. リフォームの種類
  5.  耐震リフォーム
  6.  バリアフリーリフォーム
  7.  エコリフォーム
  8.  水まわりリフォーム
  9.  間取り変更リフォーム
  10. 「リフォームリースバック」とは
  11.  売却した家を無料でリフォームすることができる?!
  12.  リフォームリースバックの仕組み
  13.  なぜ不動産業者はリフォーム費を負担してくれるのか
  14. リフォームリースバックのメリット
  15.  自分では費用を用意する必要がない
  16.  老朽化してきたところを直すことができる
  17. まとめ

リースバックの流れ

まず、リースバックの流れを簡単に見ていきましょう。何らかの理由でまとまった資金が必要とします。そのとき、持ち家を売却して資金を調達することにしましょう。リースバック業者と売買契約を結び、家を売ることで家の売却代金を受け取ります。次に、リースバック業者と賃貸契約を結び、家を借ります。これによって、今まで通りに住み続けることができるようになります。しかし、家を売却するので、所有権は失うことになります。
これがリースバックの大まかな流れです。

リースバックではリフォームすることはできるのか

リースバックでは家の所有権を手放してしまっていますが、家をリフォームすることはできるのでしょうか。
結論としては、リースバックでもリフォームすることができます。小規模なリフォームであれば不動産業者の許可を取る必要はないし、大規模な工事の場合も許可を取れば行うことができます。また、許可を請うた際には不動産業者はリフォームを認めてくれるケースがほとんどです。

なぜリフォームして良いのか

家の所有権は不動産業者にあるのに、なぜ借り手がリフォームをすることができるのでしょうか。それは、リースバックはこれまで家を所有していた人が今後もずっとその家を使い続けることになるからです。
リースバックは、家の所有者が家を売却し、その後も賃貸として住み続けるという仕組みでした。そのため、愛着のある家を手放したくないという理由でリースバックをする人も多いです。リースバックでは賃貸借契約のときに定期借家契約を結ぶことが多いです。定期借家契約の場合、契約期間は一般的に2〜3年となっています。また、契約期間満了時に再契約をすればさらに長い場合同じ人が住み続けることになります。長い間住んでいればその間にリフォームをする必要が出てくる可能性は大いにありえます。同じ人が同じ家にずっと住むことになるのに、その人が住みやすいようにリフォームをすることを止める不動産会社はあまりありません。その結果、不動産業者はリフォームを認めてくれることが多いのです。
しかし、あまりにも大規模な工事で、それによって物件の価値が下がってしまうと判断された場合は、リフォームを断られるケースもあります。そのような場合に勝手にリフォームしてしまうと原状回復を求められる可能性もあるため、注意しましょう。
また、リフォームにかかる費用は家の所有者ではなく、居住者本人の負担となります。
建て替えについても同様で、許可を取れば行うことができます。リースバック物件の建て替えについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒ 【リースバックでは建て替えできるのか】〜メリットとデメリット〜

リフォームの種類

リフォームをすると増築したり、改築したり、改装したり、修繕したりすることができます。そのように家の安全性や快適性、機能性を改善することで、家の価値を上げることができるのです。リフォームには例えば次のような種類があります。

耐震リフォーム

耐震リフォームでは地震に強い家を作ります。具体的には、鉄筋を入れたり、地盤改良を行なったりして補強します。日本は地震が多いので、耐震工事をしておいた方が安全です。築年数が古い家は耐震機能が不十分である場合が多く、倒壊の危険性があります。耐震技術は格段に進歩しているため、1981年5月以前に建てられた住宅である場合はリフォームを検討した方が良いでしょう。また、過去にシロアリの被害に遭ったことがある家などもリフォームをしておいた方が安全です。

バリアフリーリフォーム

バリアフリーリフォームでは高齢者にやさしい家を作ります。
風鐸には高齢者にとって不便なところがたくさんあります。例えば、廊下の段差、傾斜が急な階段、車椅子では通れない廊下、滑りやすい浴槽などは、高齢者にとって不便であり、怪我の危険があります。そこでバリアフリーリフォームで、手すりをつけたり、拡幅工事をしたり、滑りにくい素材に変えたりしてみます。すると、高齢者にとって安全な住まいづくりができるのです。

エコリフォーム

エコリフォームエコリフォームとは、地球にやさしい家づくりをするリフォームです。家の仕組みを変えることでCO2(二酸化炭素)の排出量を抑えることができます。
例えば、家の中が寒いと感じる場合には、窓や外壁に断熱加工を施すことで、エアコンを使わずとも快適な生活を送れるようにします。さらに、太陽光発電設備を取り付ければ、環境にも家計にもやさしい家にすることができます。

水まわりリフォーム

水まわりリフォームではキッチン、浴室、洗面、トイレなどをリフォームします。老朽化した部分の改修以外にも、より使いやすいように改修するケースがあります。

間取り変更リフォーム

間取り変更リフォームをすれば、ライフスタイルの変化に柔軟に対応することができます。
部屋の間仕切り壁を取り払ったり、位置を変えたりして、従来の間取りの一部を変更するリフォームです。例えば、

ということを自由に行うことができるのです。

リフォームにはこれらの他にもさまざまな種類があります。家に何か改善点を感じた際にはリフォームを検討してみましょう。

「リフォームリースバック」とは

ここまで、リースバックではリフォームをすることができるのかについて説明してきました。リースバックでは軽いリフォームであれば自由に、大規模なリフォームでも家主の許可を得ればすることができるということがわかりました。その際のリフォーム費は自己負担でした。
しかし、近年では「リフォームリースバック」というサービスが生まれています。これは、リフォームの費用をリースバック業者が負担してくれるというサービスなのです。

売却した家を無料でリフォームすることができる?!

リースバック業者の中には、物件をリフォームしたり、建て替えたりした上で利用できるサービスをしているものもあります。なんと、リフォームにかかる費用は不動産業者が負担してくれるのです。
リフォームしたり建て替えたりするには金銭的な負担がかかります。しかしリフォームリースバックをすれば、リースバック業者が物件をリフォームしたり、建て替えたりした家を利用することができるのです。リースバックなので、もちろん買い戻しも可能です。

リフォームリースバックの仕組み

リフォームリースバックというサービスを提供する不動産業者が出てきています。
ここでは、リフォームリースバックの仕組みをご説明します。まず、持ち家を不動産業者に売却します。すると、家の所有者となった不動産業者がリフォームをしてくれます。リフォームにかかる費用は全てリースバック業者が負担してくれます。その後は元所有者が賃貸契約によってリフォームされた物件に住みます。

なぜ不動産業者はリフォーム費を負担してくれるのか

なぜリースバック業者はリフォーム費用を負担してくれるのでしょうか。一見するとリースバック業者にとってそんなことのように思えます。しかし、リフォームをすると、物件の価値を上昇させることができるのです。
例えば、築年数が古く、汚れが目立つ物件では、買い手がつきにくくなってしまいます。その場合、簡単にリフォームをするだけで、物件をきれいにすることができます。そうすれば買い手も早く見つかるようになり、空室リスクがなくなります。
このように、物件の資産価値を高めて再販をしやすくするために、リフォームを行なっているのです。

リフォームリースバックのメリット

続いて、リフォームリースバックのメリットをいくつかご紹介します。

自分では費用を用意する必要がない

リフォームのための費用は不動産業者が負担してくれるので、手持ち資金が無い状況でもきれいな家に住むことができるようになります。
賃貸物件や自己で所有している物件は、リフォームにかかる費用は自己負担となります。しかし、リフォームリースバックでは、業者が負担してくれるため、リフォームにかかる費用は実質不要になります。費用を支払うことなくきれいな物件に住むことができるのは、利用者にとって大きなメリットだといえるでしょう。

老朽化してきたところを直すことができる

リフォームリースバックをすれば、老朽化してきたところを直すことができます。
長年住んだ家であれば、修繕が必要になっているかもしれません。家が古くなってきた状態でリフォームリースバックをすれば、きれいになった我が家に住むことができるのです。
さらに、あまりにも家の状態が悪い場合はリースバックを断られてしまうことがあります。そこでリフォームリースバックをすれば、リースバックでも扱ってもらえる物件になるのです。つまり、リフォームリースバックは、リースバックを検討している方で、家の老朽化が気になり始めている人には特におすすめだといえます。

まとめ

これまでのことからわかる通り、リースバックでは家主の許可を取ればリフォームをすることができます。大規模な工事を伴う場合でも、多くの場合はリフォームを認めてもらうことができます。中にはリフォームリースバックという、リフォーム代を負担してくれるサービスを行なっている業者もあります。
とはいえ、持ち家であればリフォームをするために不動産業者の許可を取る必要はないため、自由にリフォームをすることができます。大規模なリフォームを行いたい場合は、リースバックをする前に検討してみると良いでしょう。


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