【借金を減らしたい】〜リースバックと債務整理の違いとは〜

みなさんは債務整理をしたことがありますか。 「債務整理」と言われてもはっきりと何のことだかわかる人は多くはないかもしれません。 債務整理とは、法的に借金を減らすことができる制度のことです。 と言われてもまだよくわからないかもしれません。 債務整理とはどのような制度で、どのようなときに行うのでしょうか。 今回は債務整理についてご説明していきます。 まず債務整理について理解した後、リースバックと債務整理の違いについて検討していきましょう。

目次

  1. 「債務整理」とは何か
  2.  【債務整理の種類①】〜任意整理とは〜
  3.  【債務整理の種類②】〜個人再生とは〜
  4.  【債務整理の種類③】〜自己破産とは〜
  5.  【債務整理の種類④】〜過払金請求とは〜

  6. 債務整理のデメリット
  7.  1任意整理のデメリット
  8.  2個人再生のデメリット
  9.  3自己破産のデメリット

  10. 借金を減らす方法としてのリースバック

  11. リースバックと債務整理の違い
  12.  1家に住み続けることはできるのか
  13.  2家の所有権は移行するのか
  14.  3ブラックリストに載るか
  15.  4借金をしてしまった原因を問われるか
  16.  5依頼する際に費用がかかるか

  17. 【まとめ】〜リースバックと債務整理の違い〜

「債務整理」とは何か

まず、債務整理とは何なのでしょうか。

債務整理とは、借金への負担を軽減させることができる仕組みです。
例えば、債務を減額したり、支払い期間に猶予を設け直したりすることができます。

債務整理には任意整理、個人再生、自己破産、過払い金請求の4つがあり、そのどれかを行うことになります。

それぞれについて少し詳しく見ていきましょう。

【債務整理の種類①】〜任意整理とは〜

まず、任意整理についてご説明します。
任意整理はデメリットが少ないことから、債務整理の中でも一番利用されています。

任意整理は、借金が膨らんでしまったときに行います。

債権者と話し合うことで利息を減らし、確実に返済していける返済計画を立て直すことです。
その結果、毎月の返済額を減らすことができます。
任意整理では裁判所を通さずに手続きします。手続きは弁護士に依頼します。
弁護士を通すため、任意整理を債権者に断られることは少ないですが、裁判所を通さないため強制力もありません。

債権者が任意整理に応じる理由は、少しでも借金を返してほしいからです。
さらに、自己破産や個人再生よりは借金の免除額が少ないため、より多く返済してもらえるのです。
しかし、任意整理には強制力がないため、債権者はその申し出を断ることができます。
借金をしている人に信用がない場合は拒否することがあります。

任意整理の対象となっているのは、金利が15〜20%を超えているものだけで、それより低い金利の借金では任意整理をすることはできません。

【債務整理の種類②】〜個人再生とは〜

2つ目は個人再生です。
債務整理のうちの一つで、個人再生とは裁判所を通して借金を減額してもらい、返済していく仕組みです。
個人再生では借金を最大で80%〜90%も減額することができます。

手続きが複雑なので弁護士や司法書士に依頼して行います。

個人再生を行なっても財産が処分されないのがメリットの一つです。

【債務整理の種類③】〜自己破産とは〜

3つ目は自己破産です。
自己破産とは、返済ができなくなったときに、裁判所を通して借金をほぼ全額免除してもらうという仕組みです。

自己再生とは異なり、財産を手元に残すことはできません。
また、ブラックリストに載ってしまうため、新たに金融機関から融資を受けたり、クレジットカードを利用したりはできなくなってしまいます。

自己破産をするには、借金をした原因が免責不許可事由に当たっていない必要があります。
ギャンブルやショッピングでの浪費などは免責不許可事由に当たるため、自己破産することはできません。

【債務整理の種類④】〜過払金請求とは〜

4つ目に、過払金請求でも借金の負担を軽減させることができます。

過払金とは、本来支払うべき金額を超えて支払っていたお金です。
過払金が発生するのは、借り入れを高い金利で行っていたことが原因です。

利息に関する法律には「利息制限法」と「出資法」というものがあります。
「利息制限法」では金利の上限は15〜20%と定められています。
一方「出資法」では金利の上限は29.2%となっており、それを超えて金利を課すと罰せられてしまいます。
つまり、20〜29.2%を課してしまっても、罰せられません。
そのため20〜29.2%が課される可能性もありますが、本来この分は支払う必要がないのです。この分が過払金となります。

その支払い過ぎた分を計算し、残りの借金を返済していきます。
過払金が多くあった場合はその額を借金の返済に充てることで支払いが終わることもあります。

過払金があるかどうかは債務整理をしたらわかります。過払金があった場合は弁護士や司法書士に相談し、貸金業者などの債権者に対して過払金返還請求を行います。

過払金の請求をすることでブラックリストには載ることはありません。

債務整理のデメリット

債務整理のデメリットをまとめていきます。

1任意整理のデメリット

2個人再生のデメリット

3自己破産のデメリット

債務整理にはこのようなデメリットが存在しているのです。

借金を減らす方法としてのリースバック

リースバックという仕組みを使っても借金を減らしていくことができます。
後で債務整理と比較するために、ここではリースバックによって借金を減らす方法を見ていきましょう。

そもそもリースバックとは、所有している資産を売却して現金化することができる仕組みでした。
しかし、一般的な売却とは違って、売った後に賃貸借契約を結ぶことで同じ資産を使い続けることができるというのがリースバックの大きな特徴です。

何か借金を抱えていた場合、リースバックをすれば、手に入れたお金で借金を返済して行くことが可能となります。

リースバックは現金化するまでが早い上、一括でまとまった金額を手にすることができるので、早く借金を返すことができるというメリットがあります。

リースバックと債務整理の違い

借金の返済をすることができるという点はリースバックでも債務整理でも共通しています。
リースバックと債務整理の相違点はどこにあるのでしょうか。

1家に住み続けることはできるのか

まず、家を手放すか否かという違いがあります。

債務整理の中でも任意整理と個人再生の2つと、リースバックであれば家に住み続けながら借金の負担を軽減することができます。

しかし、自己破産をしてしまうと家を含む財産を手放さなくてはならなくなってしまいます。

そのため家を手放したくない理由があるのなら自己破産ではなく任意整理か個人再生かリースバックを選ばなくてはなりません。

2家の所有権は移行するのか

2つ目に、家の所有権が移行するか否かという違いがあります。

任意整理・個人再生では自宅の所有権を持ち続けることができます。さらにその家に住み続けることもできます。

一方、自己破産とリースバックでは自宅の所有権を維持することはできません。
自己破産では家を手放さなくてはならないし、リースバックでは同じ家に住み続けることはできるけれど家の所有権は第三者に売ってしまう仕組みだからです。

3ブラックリストに載るか

3つ目の違いはブラックリストに掲載されるかどうかという点です。
ブラックリストに載ってしまうというのは多くの人にとって抵抗感の強いものでしょう。

リースバックではブラックリストには載りま線が、債務整理をするとブラックリストに載ってしまいます。
ブラックリストに載ってしまうと、借金をしていることが身近なひとに知られてしまう、今後金融機関から融資を受けづらくなってしまうというようなデメリットがあります。

そのため、もしブラックリストに乗らずに借金を返済して行きたければ、リースバックを選択したほうが良いかもしれません。

4借金をしてしまった原因を問われるか

4つ目に、借金をしてしまった原因を問われるものと問われないものがあります。

借金を減額してもらう措置をとるためには、借金をしてしまった目的は何かが問われることがあります。

リースバックや個人再生をするためには、借金を作った原因は問われません。
ギャンブルで作った借金などでも減額のために措置をとることができます。

しかし、自己破産の場合では、借金を作った原因を問われます。
借金をした原因が免責不許可事由にあたっていると自己破産はできません。
そのため、リースバックや個人再生とは異なり、ギャンブルなどの浪費によって借金を作ってしまった場合は自己破産をすることはできません。

5依頼する際に費用がかかるか

5つ目に、依頼する際に費用がいくら必要かという点に違いがあります。
弁護士に依頼することが必要な場合は費用がかかってしまいます。

リースバックでは弁護士は通さないので、弁護士費用はかかりません。
さらに、リースバック業者への相談料は無料で済むことが多いです。

一方、債務整理では弁護士を通して手続きを行います。そのために弁護士費用がかかります。
任意整理では1〜3万円、個人再生と自己破産では20〜30万円、過払金請求には10万円~20万円ほどがかかります。

これらの比較を考えると、リースバックの方が利用する際の敷居が低いことがわかるのではないでしょうか。
リースバックではブラックリストに載ることなく資金を調達し、借金を返済して行くことが可能です。業者にリースバックを依頼する際にも費用はかかりません。さらに、借金を作った原因を問われることはなく、借金の返済中にもこれまで通り家に住み続けることができます。

借金の返済に困った際は債務整理の前にリースバックを検討してみてはいかがでしょうか。

【まとめ】〜リースバックと債務整理の違い〜

ここまでリースバックと債務整理の違いについて見てきました。

リースバックと債務整理には

という点に違いがあるということがわかりました。

リースバックと債務整理はどちらも借金の負担を減らすことができる仕組みですが、どうやら債務整理よりもリースバックの方が行う際の負担が少なそうです。
そのため、もしも借金に困った時にはまずリースバックを検討してみると、借金の負担を軽減することができるかもしれません。


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